山田風太郎賞

戦後日本を代表する大衆小説作家、故山田風太郎氏

山田風太郎。なんと刺激的な名前だろう。その名を冠した文学賞の選考委員たちにとっても、その候補となる人たちにとっても、この名は大いなる刺戟となるであろう。筒井康隆

2017年10月23日 第八回 山田風太郎賞が決定

『ヒストリア』 池上永一
(KADOKAWA)2017年8月刊

著者略歴
池上 永一 (いけがみ・えいいち)※年齢は2017年10月23日現在
1970年沖縄県那覇市生まれ、のち石垣島へ。47歳、男性。94年、早稲田大学在学中に「バガージマヌパナス」で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。98年、『風車祭(カジマヤー)』が第118回直木賞候補となり話題となる。以後、『レキオス』や『シャングリ・ラ』などの壮大なスケールのSF作品、『テンペスト』『黙示録』などの沖縄を舞台にした歴史時代作品などで注目を集める。南米文学に影響を受け、沖縄との共通点を見出してマジック・リアリズムを作品に取り入れている。著書に『トロイメライ』『夏化粧』『統ばる島』など多数。

2017年9月29日 第八回 山田風太郎賞 候補作品が決定

『ヒストリア』
池上永一
KADOKAWA
2017年8月刊
『敵の名は、宮本武蔵』
木下昌輝
KADOKAWA
2017年2月刊
『腐れ梅』
澤田瞳子
集英社
2017年7月刊
『夜行』
森見登美彦
小学館
2016年10月刊
『盤上の向日葵』
柚月裕子
中央公論新社
2017年8月刊
(著者名五十音順)
  • 選考会 2017年10月23日(月)
  • 贈賞式 2017年11月24日(金)

山田風太郎賞概要

戦後日本を代表する大衆小説作家、山田風太郎。本賞は氏の独創的な作品群と、その作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設されたものです。ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られます。

山田風太郎(やまだ ふうたろう)

1922年兵庫県生まれ。伝奇小説、推理小説、時代小説など幅広いジャンルの作品を手がけた、戦後日本を代表する作家。古典伝奇文学に造詣が深く、独自の視点を加えた大衆小説で人気を得る。

戦時中から書き記していた日記は記録文学の傑作との呼び声も高く、著者の再評価にもつながった。

47年東京医学専門学校在学中に『達磨峠の事件』で作家デビュー。49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第4回日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞。主な著書に『甲賀忍法帖』に始まる忍法帖シリーズをはじめ、『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『人間臨終図巻』など多数。2001年没。

一般財団法人 角川文化振興財団

昭和51年(1976)2月25日に角川書店の創業者角川源義の遺志によって創設され た。国文学・歴史・映画芸術などの研究や俳句・短歌をはじめとする文芸創作を奨励し、優れた成果に対して顕彰を行うなど日本文化の振興に寄与する機関として活動している。すでに角川源義賞・角川財団学芸賞・蛇笏賞・迢空賞を主催している。

・主催
株式会社KADOKAWA
一般財団法人 角川文化振興財団
・対象作品
毎年9月1日から翌年8月31日(奥付表記)までに刊行された日本の小説作品
(長編、短編集、連作短編集等)
※刊行時の判型による除外作品はありません 
※小説誌等の掲載段階では対象としません
・正賞
記念品
・副賞
100万円
・選考委員
奥泉光、京極夏彦、筒井康隆、林真理子、夢枕獏(五十音順・敬称略)