山田風太郎賞

戦後日本を代表する大衆小説作家、故山田風太郎氏

山田風太郎。なんと刺激的な名前だろう。その名を冠した文学賞の選考委員たちにとっても、その候補となる人たちにとっても、この名は大いなる刺戟となるであろう。筒井康隆

2018年10月26日 第九回 山田風太郎賞が決定

『宝島』 真藤順丈
(講談社)2018年6月刊

著者略歴
真藤 順丈 (しんどう・じゅんじょう)
2008年『地図男』で、第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で第15回日本ホラー小説大賞、その他に第15回電撃小説大賞銀賞、第3回ポプラ社小説大賞特別賞をそれぞれ別の作品で受賞。新人賞4賞受賞の快挙で、一身に注目を集める。他の著書に『畦と銃』『墓頭』『七日じゃ映画は撮れません』『しるしなきもの』『夜の淵をひと廻り』などがある。

2018年9月28日 第九回 山田風太郎賞 候補作品が決定

『信長の原理』
垣根涼介
KADOKAWA
2018年8月刊
『宝島』
真藤順丈
講談社
2018年6月刊
『夏空白花』
須賀しのぶ
ポプラ社
2018年7月刊
『滅びの園』
恒川光太郎
KADOKAWA
2018年5月刊
『ブロードキャスト』
湊かなえ
KADOKAWA
2018年8月刊
(著者名五十音順)
  • 選考会 2018年10月26日(金)
  • 贈賞式 2018年11月30日(金)

山田風太郎賞概要

戦後日本を代表する大衆小説作家、山田風太郎。本賞は氏の独創的な作品群と、その作家的姿勢への敬意を礎に、有望な作家の作品を発掘顕彰するために創設されたものです。ミステリー、時代、SFなどジャンルを問わず、対象期間に発表され、最も面白いと評価された作品に贈られます。

山田風太郎(やまだ ふうたろう)

1922年兵庫県生まれ。伝奇小説、推理小説、時代小説など幅広いジャンルの作品を手がけた、戦後日本を代表する作家。古典伝奇文学に造詣が深く、独自の視点を加えた大衆小説で人気を得る。

戦時中から書き記していた日記は記録文学の傑作との呼び声も高く、著者の再評価にもつながった。

47年東京医学専門学校在学中に『達磨峠の事件』で作家デビュー。49年に『眼中の悪魔』『虚像淫楽』で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第4回日本ミステリー文学大賞をそれぞれ受賞。主な著書に『甲賀忍法帖』に始まる忍法帖シリーズをはじめ、『警視庁草紙』『戦中派不戦日記』『人間臨終図巻』など多数。2001年没。

公益財団法人 角川文化振興財団

昭和51年(1976)2月25日に角川書店の創業者角川源義の遺志によって創設され た。国文学・歴史・映画芸術などの研究や俳句・短歌をはじめとする文芸創作を奨励し、優れた成果に対して顕彰を行うなど日本文化の振興に寄与する機関として活動している。すでに角川源義賞・角川財団学芸賞・蛇笏賞・迢空賞を主催している。

・主催
株式会社KADOKAWA
公益財団法人 角川文化振興財団
・対象作品
毎年9月1日から翌年8月31日(奥付表記)までに刊行された日本の小説作品
(長編、短編集、連作短編集等)
※刊行時の判型による除外作品はありません 
※小説誌等の掲載段階では対象としません
・正賞
記念品
・副賞
100万円
・選考委員
奥泉光、京極夏彦、筒井康隆、林真理子、夢枕獏(五十音順・敬称略)