いただきましたモニター当選者の皆様のご感想は、こちらのページ上にて掲載させていただきます。感想を御覧になって、お好みの本を見つけてください。

ホテルブラジル

■第23回モニター「ホテルブラジル」古川春秋

※いただいた文面から、一部抜粋させていただきました。

おじやしげき さん (20代男性 学生)
拝読させていただきました。物語には若干の違和感があるモノの、文章力が素晴らしく、すんなり読むことが出来ました。読みやすさ、展開の速さが素晴らしいです。

好きなシーン:やはり、最後の展開がグルグルと変わるところでしょうか。これだけ展開を変えておきながら、混乱も少なく読めたのはその技術によるモノでしょう。これだけ読みやすく、物語を転換させられるのは感嘆の一言です。

好きなキャラクター:やはり江古田でしょうか。個人的に、一番自分が好きな人間像に近いデス。こういう小悪党に私はなりたい。

応援メッセージ:楽しく読ませていただきました。アクションモノですが読みやすく、読書初心者の方々にお勧めしたい一冊です。
ロンバイ さん (20代男性 学生)
12人の登場人物がそれぞれ丁寧に書かれていました。それぞれに味があり、活躍する見所があり、誰に感情移入して読めばいいのか迷いそうになりました。1シーンずつが登場人物ごとの視点で描かれていて読み手に対してとても親切な書き方だったと思いました。そのため何度も逆転する展開にも関わらず困惑することなくすんなりと読むことができました。話の規模も大きくとても一カ所のホテルの中だけで起きているとは思えないほどの内容で最後までわくわくしながら読み切ることができました。

好きなシーン:極限の状態で金を取りに来た江古田が思わず夏海に声をかけ、一緒に行こうと誘うシーン。初めて登場した時は乱暴なチンピラでしかなかった江古田が最後の最後に人間臭さを出した所に強く惹かれた。「俺と一緒に、来ないか?」は作品中で最も予想外の言葉だった。

好きなキャラクター:江古田。初登場から最後までの間に成長が見えた。人間臭い所も魅力的だ。

応援メッセージ:初投稿とは思えない程ストーリー性が高く、とても面白いエンターテイメントだった。できれば映像化した作品も見てみたいと思いました。
ピアノ さん (10代女性 学生)
最初あらすじを読んだとき、殺し合いが始まると書いてあったので、残酷な感じの小説なのかなと思っていたんですけど、読んだら違ったのでほっとしました。
この本は人ごとにその人の視点で書かれているのですが、最初の主人公の話の最後ですでにこの話の虜になりました。全てが「えっ!どうなるの!」というところで次の人に場面が移ってしまうので最後まで飽きることなく読めました。小説が苦手な人での読みやすいと思いました。

好きなキャラクター:ホテルの従業員の重盛さんです。最初出てきたときから何となく好きだったんですけど、最後の方でやられました。カッコイイ男性だと思いました。

応援メッセージ:素直にとっても面白かったです。これからもどんどん人を作品に引き込むような小説を書いていって下さい。応援してます。

ふくちゃん さん (10代男性 学生)
純粋に楽しめました。設定や登場人物もわかりやすかったです。深く考えずとも相関図が頭に浮かんできて楽しい読書が出来ました。一人一人のキャラがわかりやすかったおかげで、場面が変わっても展開に置いていかれることがありませんでした。
テンポよく進んでいくストーリーには伊坂幸太郎さんに通ずるものを感じました。
次回作がとても楽しみです。

好きなシーン:佳境の登場人物が全員揃って誰が誰の命をとるのか。その場面では月並みの表現ではありますが、手に汗握りました。緊迫した場面だったので1番印象に残っています。

好きなキャラクター:喜界島。
飛びぬけた暴力と意外にも冷静な頭脳には痺れました。わたしも是非「キャプテン!!」と呼びたいです。

応援メッセージ:デビュー作と思えないほど面白かったです。古川さんのタッチで誘拐やバスジャックを扱った作品が読みたいです。これからも読み続けるので頑張ってください!!応援しています。
くぼちゃん さん (40代女性 会社員)
読み始めたら止まらなくなりました。あまりにも普通なカップルがあまりにも普通でない出来事に遭遇していく。普通なカップル以外はとんでもなく個性的な人物が入り乱れて、最後にどこに行きつくのか、とっても楽しませていただきました。
そしてエンディング、と〜っても、私好みでした。

好きなシーン:船越が最後に聞いた言葉がとても印象的でした。

好きなキャラクター:やはり、重盛です。口が固くて他人にやさしい。一途なところもいいですね。

応援メッセージ:普通の主婦の私にとってこのような現実離れして作品はストレス解消に最高です。はらはらするけどスカッとする作品、また読みたいです。
驚弾炸裂 さん (40代男性 公務員)
めまぐるしく展開が変わる、まさに目が離せない作品。血なまぐさい殺戮描写でありながら、あまりドロドロした感じを受けない。

好きなシーン:「誰がちっこいおっさんやねん」
池乃メダカを思い浮かべて、大爆笑しました。

好きなキャラクター:通称トヨさん。
関西出身者として、ノリツッコミは伝家の宝刀。

応援メッセージ:次晴と夏海のその後が気にかかります。
ボニー さん (20代女性 その他)
終始、主要人物数人の目線から物語が進んでいくため、テンポよく最後まで読めました。冬季休業中であるにもかかわらず、ホテルマンがいて営業しているホテルブラジル・・・という設定も興味をそそられて良かったです。ウータンとかいうニックネームからして怪物のような人物が出て来たかと思えば、超合金の特注バットを振り回す化け物のような男が登場してきて、さらに上をいく最強な人物も登場するので誰が生き残るかハラハラしました。

好きなキャラクター:ホテルマンの重盛さん
理由→常に冷静で丁寧で、でもその裏にとんでもないものを隠し持っていそうな雰囲気がまた魅力的でした。映画の話になると途端におしゃべりになるところも好きです。

応援メッセージ:夏の暑い夜に、一気に読んでしまいました。
8月末に発売予定だということなので、表紙のデザインがどうなるのか、楽しみにして待っています!
蒼龍 さん (20代女性 学生)
別々に起こったはずの小さな揉め事が、一つの大きな殺し合いになっていく様は怒涛の展開でした。終盤では「えーっ!?」と思う逆転が起こり、結末が気になってチラッと最後のページを読んでしまいました(笑)。人物を切り替えて話が進んでいくので、同じ場面でも各々の考えや性格が分かり、より『ホテルブラジル』の世界へ入り込むことができ読みやすかったです。

好きなシーン:喜界島から船越へ電話がかかってくる場面です。今まで追いかける立場だった者が急に追われる立場になる場面で、本作品の中で私が最初に感じた大きな逆転で一番印象が強いです。

好きなキャラクター:好きな登場人物は掃除屋です。そこらへんにいる関西弁のおっさんなのに、妙に冷静かつ的確に現場を把握し対処するギャップが好きです。本業で活躍するおっさんはいろんな意味ですごかったです。

応援メッセージ:一度読んだら二度読まずにはいられないです。読み終わったときニヤッとしてしまいますよ。
M・A さん (40代女性 主婦)
アクション物語としてはとても面白かったです。

好きなキャラクター:重盛と掃除屋。面白いコンビだと思いました。

応援メッセージ:映画やドラマにしたら面白い作品のように感じました。作者さま、映画がかなりお好きなようですし。



ムラサキ さん (10代男性 学生)
序盤から無駄のないストーリー展開で、とてもスピード感のある小説でした。
キャラクターひとりひとりが印象深く、残虐なシーンもありますが、重たくなりすぎません。適度なスリルを緩急つけて提供してくれて、飽きることなくいっきに読んでしまいます。
ホテルブラジルで繰り広げられる圧倒的迫力のバトル。一億円をめぐる人間たちの頭脳と肉体がぶつかりあう究極の一夜に、ワクワクしない読者はいないでしょう!
ところどころ文章の拙さも目立ちましたが、それを補ってあまりある軽快さと高揚感でした。

好きなキャラクター:最も好きな登場人物は、掃除屋のおっさんです。
大好きなおっさん、次回作にも登場させてくれないかなあ、なんて、少し思っています。

応援メッセージ:新人賞受賞作には日頃から注目していますが、今回『ホテルブラジル』を読んで、野性時代フロンティア文学賞も要チェックだなと思いました。
独特のスピード感とテンポ感をつくりだせる作者だと思います。次回作にも期待しています。破壊力のある小説をどんどん送り出して下さい!
アーミー さん (50代女性 主婦)
冬季期間中で営業休止中のはずの「ホテルブラジル」に、ある日とんでもない人物たちが集まってきた。会社の裏取引の金1億円を持ち逃げした江古田と、彼を追ってきた会社の上司の船越・田中たち。ひょんなことで江古田と手錠でつながれ、同行することになった一般人次晴と夏海のカップル。ホテルフロントの重盛は、とても紳士的だが、観察力は鋭い。訳ありとみた次晴たちを追求し手錠に気が付き、それをはずすため、友人で喧嘩に強い関西弁のちっちゃい掃除屋を呼んで来る。この支配人と掃除屋も実はひとくせもふたくせもあり、ホテル内で、刃物やバット、銃まで登場しての1億円争奪戦が始まっても、動じない。逆にその状況を楽しんでいるような感じすらあった。
 ハードボイルドの小説なのだが、なんだかとてもユーモラスだった。浮気が原因でプロポーズをしぶる夏海やその夏海に乱暴しようとして逆に憎からず思うようになった江古田、最後に明かされる重盛のロマンスなど、血なまぐさい暴力シーンの合間に描かれる恋愛話はストーリーに華をそえ、親しみ深い物語となっている。 結局、1億円は誰の手にわたるのか。生き残ったのは誰なのか。逆転逆転、一難去ってまた一難という緊張感のまま最終章を迎え、そのラストには、本当にほっとした。 新しいタイプのハードボイルド小説かなと思う。
 ホテルフロントの重盛とちっちゃい掃除屋のコンビはとても面白い。この二人を使ってのシリーズ物がぜひ読みたくなった。

好きなシーン:冒頭の次晴と夏海が大きなスーツケースを手で押しながら、真っ暗な山道を登っていくシーン。頬を真っかにはらした男女のカップルの異様な格好に、何があったのか、これからどんな話になるのか、期待感が高まったから。

好きなキャラクター:ホテルフロントの重盛隆。いかにもホテルマンといった感じなのに、人知れず大きな秘密と力を隠し持っているところが、「影の帝王」的な存在でいいなと思う。

応援メッセージ:「ホテルブラジル」で何がおこるのか、期待感大きかったです。ブラジルシリーズ、ぜひ作ってほしいです。
さと深 さん (50代女性 主婦)
読みやすい文章で、あっという間に読めました。
まるでRPGのゲームの様なスピード感やセリフなど、若い感性が新鮮に思えました。結構残虐なシーンがあるにもかかわらず、これも又、ゲームや必殺仕事人のような痛快さを感じ、娯楽的な面白さがいいですね。

好きなキャラクター:掃除屋
・・彼だけがぶれのない雰囲気を持っているから。

応援メッセージ:とても面白く読ませていただきました。
内容も文章もとても若々しく、躍動感があふれていて、少し刺激的です。更なる活躍を期待しています。
隆輝 さん (50代男性 会社員)
ストーリー展開がスリリングで一気に読んでしまいました。映像が浮かんでくるような作品でした。

好きなシーン:「だって」夏海は微笑む。「ハッピーエンドじゃん」

好きなキャラクター:秋本夏海 本当にいたらいいなあと思わせるキャラクターでした。

応援メッセージ:映像にして観てみたい気がします。
孝司 さん (40代男性 自営業)
この作品は、小説ではなく映画です。
シナリオ的な小説ではなく、絵コンテ付きシナリオ音声付とでもいいましょうか。
黒澤明監督が、ドストエフスキーの「白痴」を撮る際、自らシナリオを書いておきながら、撮影中はずっと原作の文庫本をポケットに忍ばせて何度も読み返したというエピソードがありますが、この作品が映画化される場合、監督はおそらく同じことをするのではないかと思います。それほど、この作品は映像的でした。
作中、かつての名作・珍作映画について言及されているのは、作者が映画ファンだったからでしょう。
とにかく、楽しませていただきました。ただ、ひとつ懸念があるのは、作者の受賞の言葉に、
>締め切りの前日、できあがった原稿を前に応募しようかどうか躊躇していましたが……
とありますが、そんな慌ただしく書き上げたにもかぎらず、こんな完成度の高いものがどうして書けたか、です。作者の言葉に嘘はありませんが、もし、一発に近い状態で本作がかけたのだとしたら、単なる偶然、奇跡か、もしくは作者が天才であるかのどちらかです。次回作も本作と同水準であれば、答えは後者でしょう。本作を心より楽しんだ私は、どうか後者であって欲しいと願うものです。
最後に、どうしてホテルの名前がブラジルなのか? 感動的な星空が見えるから?もしかすると、迷作映画「未来世紀ブラジル」へのオマージュなのかも。

好きなシーン:クライマックスの格闘場面です。
喜界島が夢に出るほど恐ろしかったです。

好きなキャラクター:なんと言っても喜界島ですね。噂で登場した段階では何とも思いませんでしたが、いざ本人が出てくると、その恐ろしさは圧倒的でした。
それと、掃除屋ですね。映画化された際は、是非、吉本新喜劇の池乃 めだか氏ですね。氏の代表作となるでしょう。

応援メッセージ:感想でも述べましたが、次回作が本作と同水準か、それを超えていれば作者は天才だと思います。

夜狼寺 大 さん (40代男性 自営業)
逆転に次ぐ逆転で、全く先が読めない展開にドキドキしながら読みました。それぞれのキャラクターが面白く、ホテルに閉じ込められて右往左往する状況もどこかコメディーのように思えて、悲惨なのに笑える不思議な感覚を味わいました。

好きなシーン:船越と喜界島の対決の場面です。『一体どちらが勝負に勝つのか?死ぬのはどっちだ?』と先の展開が早く知りたくて、この場面は一気に読んでしまいました。

好きなキャラクター:掃除屋。漫才のような関西弁のセリフが良かった。

応援メッセージ:初投稿で、この面白さ。夢中になって読みました!古川さんのこれからがすごく楽しみです。
一馬 さん (30代男性 会社員)
ありえないシチュエーション、ありえない展開、アクがつよい登場人物達。
殺し合いという緊張感の中にありながら、なぜかニヤけてしますのは小道具の使い方が上手だから。金と冷静さが一番怖いといくことがよくわかりました。
現実逃避したいサラリーマン、月曜日朝からテンション上げて仕事したいOLさんにオススメします。

好きなシーン:「誰がちっこいおっさんやねん」
自意識過剰なところ。

好きなキャラクター:船越亮一郎の冷静に頭を働かせるところ。
全体を通して、すごく共感することが出来ました。これからも期待しています。

応援メッセージ:バットが怖い。
ハードボイルド作品も期待しています。
まるもも さん (30代女性 会社員)
読み始めて少ししてから最後までずっと「不吉な予感」を感じっぱなしでした。
「この展開はあの登場人物にとって最悪」ということばかり起こる。ずっとハラハラしどおし。
グロテスク過ぎないところは気に入っています。ほどよいグロテスクさ。ちょっぴりの恐怖はいい調味料になったと思います。キャラクターも数人は個性があって面白い。特に掃除屋さん。クライマックスを読んでいてひと駅乗り過ごしました。

好きなシーン:船越たちに捕らえられた絶体絶命の状態で夏海と重盛さんが恋バナをする場面。現実逃避としてはリアリティがあるような気もしますが、いやいやこんな時にそんなこと話さないでしょ、と思ってしまう部分もあって混乱しました。

好きなキャラクター:掃除屋さん。

応援メッセージ:重盛さんと掃除屋さんでシリーズ化を望みます!
ドラファン さん (10代女性 学生)
目を離せないスリリングな話の展開に惹きこまれ、一気に読み進めてしまいました。登場人物それぞれが個性的なのと同時に、1億円をめぐる戦いは壮絶の一言。最後までどうなるかわからない展開でした。

好きなキャラクター:作品の中では、ホテルマンの重盛が気になる存在でした。理由としては、謎が多い雰囲気の彼に興味惹かれたからです。そして最後に語られる彼の過去の一部も気になるものでした。

応援メッセージ:全体的に、予想外の展開が続く物語で、とても面白かったです。これからも頑張ってください。ぜひ次作も読んでみたいです。


doodle さん (10代女性 学生)
テンポが良く最後まで読ませる力があると感じた。
とにかくアクションが派手である。キャラクターが立っている。正にエンターテインメントの鑑のような作品だ。ラストは綺麗に纏まっている。

好きなシーン:爆音でクラシックが流れるシーン。
「爆音」という言葉とクラシック音楽のイメージが不釣合いで、面白いと思いました。

好きなキャラクター:掃除屋さん。
単純に格好良いからです。

応援メッセージ:面白いです。頑張ってください。
京介 さん (20代男性 学生)
 破局の危機を迎えた一組のカップル、会社のカネを持ち逃げしたチンピラコンビとそれを追う怪しい会社の上司たち、処刑人、掃除屋、そして「ホテルブラジル」のホテルマン。それらの登場人物が奇想曲を奏でるような、見事なバランスで構成された喜劇である。
 この作品は何よりテンポが良い。そして登場人物の全員が主役であり重要なモブキャラでもある。ガイ・リッチー作の映画「スナッチ」のような視点の切り替えは小気味良く、登場人物の心理を伝え、それでもなお混乱せずにスラスラと読み進める作品である。

好きなシーン:パガニーニの話題や作中の映画論はリアルとフィクションの世界観をつなぐ良い演出だとおもった。話には直接的な関わりがないがそのおかげで話の中に入り込んだ気分を味わえた。

好きなキャラクター:掃除屋と喜界島はじつにフィクションらしい人間離れした人間であり、えげつない人でありながらもどこな憎めない良い登場人物であると思う。

応援メッセージ:人物の視点が次々と入れ替わるのにテンポがよく、難しいことを考えずに軽快に読めたのはとてもよくできた作品であると思った。
これからもこんな楽しく転がり続けるような作品が読めることを楽しみにしています。
昌輝 さん (30代男性 自営業)
有頂天ホテルのハードボイルドバージョン。
ボーリングでストライクをとることよりも難局でスペアをとることに快感を感じる船越や裏社会の野球チームのキャプテン喜界島、軽快な大阪弁を操る掃除屋トヨさんなど登場人物の個性がしっかりとしている。キャラクターの個性で物語をグングンと引っ張る。
主人公たちを襲う江古田、その江古田に金を持ち逃げされた船越、さらにその船越の弱みを握り突け狙う喜界島と、話が進むうちに追跡者のグレードと危険度がどんどんと増していき、物語に疾走感といい意味での混乱がもたらされていた。
特に喜界島の狂気と暴力性がよく書けていた。非合法組織の野球チームという設定もシュールでいい。
徐々にホテルブラジルの1億円争奪戦に近づいてくる喜界島の影が作中でも不気味に描写できていたと思う。
三者の追跡者にとってはノイズやエラー要素となるのが掃除屋のトヨさんやホテルの従業員の重盛。繰り返しになるが、特に関西弁のトヨさんのキャラが人を喰っていて面白い。
最後はいい気持ちで本をとじることができた。

好きなシーン:重盛と夏海が映画の話をするところ。
特にストーリーと関係ない。(というか全然関係ないような)きっと作者の方は映画が好きなんだろうなと思いました。
せっかくなら映画好きにしかわからない暗号でメッセージを伝えあってピンチを脱出するとか、そういう場面があればよかったのに(少しベタかな)。
あとは 「おい兄ちゃん度胸あるな、ピンチどころで代打で使えそうだ」喜界島の狂気と人柄がよくにじみ出ているセリフ。
難局でスペアをとることに快感を感じる船越もよかった。

好きなキャラクター:トヨさん。
関西弁が面白かった。
過去などが一切明かされていない分、どうしてそういう行動をとったかなどに関して、一番無理がない人物に思えた。

応援メッセージ:面白かった!
特に悪人の描写やキャラがとても秀逸。また、こんな怖い男たちが集う物語を書いてください。
こうっち さん (30代女性 無職)
予想外の展開で、読み終わったときは驚きと、可笑しさがこみあげてきました。

好きなシーン:船越が武器を準備するように命令すると、自分の大事にしていたボウリングのボールまで、武器として持ち出されていたことに戸惑っていたシーン。残酷なことを容赦なくする人でもこんな一面があるのかと思うと、親しみをかんじてしまいました。

好きなキャラクター:秋本夏海・・・殺されるかもしれない危機的状況の中でも、重盛さんの恋愛話を聞いたり、彼氏の浮気に怒らせぶちまけるシーンなど、純粋で真っすぐだけどどこか抜けているところが可愛くて好きです。

応援メッセージ:緊迫感のあるシーンでも、面白さが混ざり合っていて一気に読み進められました。次回作も読んでみたいです。
餡子 さん (20代男性 会社員)
全体的に言えば面白かったです。
初めにあらすじを読んだときはこんなトンデモな登場人物たちでどんな物語が展開されるのかと思いましたが、思いのほかよくまとめられていたと思います。
話の進め方も主要な登場人物たちの視点をコロコロと転換していたのに場の情景が直ぐに浮かんできて読みやすかったです。

好きなキャラクター:次晴
次晴が浮気をしていないと断言できなかったシーン
理由:そこがかなりリアルだったため

応援メッセージ:今回の作品はとてもおもしろかったです。先生には次回作もがんばってもらいたいと思います。

オダマキ さん (20代女性 学生)
殺人犯などいないはずなのに、「追われている」焦燥から逃れられない!ジェットコースター並みのスリルとスピードに、ページをめくる手が追いつかない!

好きなシーン:「田中、そのリンゴパソコンで、江古田の居場所はわからないのか」
(「リンゴパソコン」という表現が面白い。)

好きなキャラクター:江古田博巳
(まず、「江古田」という名字がいい。仮死状態にされるわ、左腕を溶かされそうになるわ、逃げても捕まえられるわ、振られるわ……で散々な目にあいつつも、憎めない素直な性格だと思うから。)

応援メッセージ:このスピード感を、次回作にも!