いただきましたモニター当選者の皆様のご感想は、こちらのページ上にて掲載させていただきます。感想を御覧になって、お好みの本を見つけてください。

デッドマン

■第26回モニター「デッドマン」河合莞爾

※いただいた文面から、一部抜粋させていただきました。

ぶんさん さん (40代女性 主婦)
テンポの良いストーリー展開で一気に読了しました。
犯行動機不明の犯人に近づくための発想と推論はとても魅力的でした。

◇印象に残ったシーン◇
(鏑木特捜班の会議の中で)
 鏑木の言葉を聞いて、澤田が言った。
「神は、最初からいた。そして人間はアブダクションによって、隠れていた神を発見し、引きずり出し、捕まえた」……

小さな機微から丁寧に発想し、検証していく行程は、とても面白かったです。

◇好きなキャラクター◇
澤田時雄
冷静な自己分析と他者分析。飄々としたキャラクター。意外に熱血。

◇応援メッセージ◇
新しい風が吹いてきた、と思いました。
読みながら、デッドマンが誰であるべきかをずっと考えていました。次作も期待しています。
あすなろ さん (10代女性 学生)
頭部がない死体、胴体がない死体、手または足がない死体……計6体の死体が発見された。このあらすじから残酷でおぞましい事件を扱った作品だという先入観で読み始めた。でも、ラストで完全に覆されました。読後の今、真実を知って哀しく、それでいて少し救われてすっきりした気持ちになった。犯人が分かって、謎が解けてすっきりした、とはなんだか少し違う感覚。
読む手が止まらずに、一気に読んでしまった。登場人物たちのキャラが立っていて会話のテンポが良くて、どんどん引き込まれていく。難しい内容ではあるが、とても分かりやすく書いてあります。
「犯人が誰なのか」「動機は何か」を考えながら読んだ。完全にやられました。完敗です。ミスリードにもしっかり嵌ってしまった。伏線が至る所に張り巡らされている。これが伏線だと分かるのにもかかわらず、ラストでどのようにつながっていくのか分からず悩まされた。
でもしっかりと回収してくれて感嘆の一言。「あぁ、そうか」と自然に呟いてしまう。上手い。完璧に構成された素晴らしい作品だと思った。

◇印象に残ったシーン◇
「先生歩けたよ」「先生のお陰だ。ありがとう」
「よかった――」そう言って、高坂先生が涙を流す。

この言葉の意味が分かったときに、高坂先生の素直な気持ちに胸が熱くなった。とても愛おしいキャラクターだと思った。

◇応援メッセージ◇
新人の作家さんであると感じさせない素晴らしい本格ミステリでした。そして、余韻に浸ることができるラストです。これからのご活躍を期待しています。
くぼちゃん さん (40代女性 会社員)
臓器移植が行われている現在、もしかしてと思わせる設定。ところどころにちりばめられているヒント。一気に読んでしまいました。主人公の周りのキャラクターも個性的でおもしろかったです。

◇印象に残ったシーン◇
次々と起こる殺人事件のなかでまさかのつぎはぎ人間の登場にびっくりでした。あり得ないと思いつつ、近い将来可能な技術なのかと思いながらどんどん読み進めて行きました。

◇好きなキャラクター◇
鏑木鉄生が好きです。今まで目立たなかった彼がこの事件を通して、自分を見つけていく過程がいいですね。若干控えめな彼の性格も好きです。

◇応援メッセージ◇
さすが、横溝正史ミステリ大賞受賞作品! 一気に読んでしまいました。次の作品にも期待したいです。
もくもく さん (10代男性 学生)
最初の章から引き込まれました。
この日記をもとに、捜査が進められていくのだろうなと思っていましたが、そんな簡単なものではありませんでした。
猟奇的殺人のようにみせかけて、実は、という展開に驚きました。殺人も何が目的なのか全く分からない展開で進んでいき、デッドマンというタイトルからこの殺人で作りあげた人なのかなと思っていました。
しかしこの殺人には深いものがあり、読み進めて最後になってやっと分かりました。
ミステリー小説の中でも、一番ぞくぞくして感動しました。
登場人物のそれぞれの言葉と思考を読むたびに実際に自分が刑事や医者になったような気分になりました。

◇好きなキャラクター◇
摘木がもっとも好きです。冷静に物事を考え、一人一人ときちんと向き合う姿勢に好感をおぼえました。
ヤマカンが当たったと私も最初は思いましたが、ヤマカンではなく事件に向き合って、考えたから出てきた発想であり、素敵な刑事だなと思いました。

◇応援メッセージ◇
最初から最後まで引き込まれる展開でした。
デッドマンの正体が新鮮でした。ラストになると、色々な思いが合わさって、感動しました。
またデッドマンのように始終引き込まれる魅力的な作品が出版されることを楽しみにしています。
ますほ さん (20代女性 公務員)
まず、作品内で起きる連続猟奇殺人事件が、昔読んで度肝を抜かれた有名なミステリ作品を彷彿とさせるものだったので、冒頭から引き込まれドキドキしながら読みました。
猟奇的な事件や「デッドマン」という異様な存在が登場することから、奇抜な内容の話なのかと思いきや、全体の印象としてはかなり現実的。作者の深い知識に驚かされます。
丁寧に伏線が張り巡らされ、事件の真相が一気に明かされるラストには驚愕と感動がありました。

◇印象に残ったシーン◇
作品中で最も心に残った場面は、「デッドマン」が不思議な雰囲気を持つ志津という少女と出会うところです。
二人の微笑ましいやりとりが印象的な場面ですが、この場面は最後まで読んでからまた読み返すことで、一段と感動的だと感じました。

◇好きなキャラクター◇
事件を追う警察側の人間から犯人そして動物(笑)まで、出てくるキャラがみんなとても魅力的で、誰が一番好きとか選ぶのは難しいです。
でも、あえて挙げるとしたら、事件の捜査の指揮を執る鏑木が好きですね。個性豊かな仲間や部下の意見を尊重しつつ、時に素晴らしい発想をもって捜査を進めていく、その手腕に惚れました。理想の上司だと思います。

◇応援メッセージ◇
事件の謎、犯人、動機、そして事件を追う警察の人間まで、作品の全てが魅力的であり、贅沢な気分を味わえる小説でした。ミステリ好きにはたまらない一冊です!
うーみん さん (50代女性 主婦)
読み終わった時、まず心に浮かんだのは「いつも何度でも」という歌だった。「千と千尋の神隠し」のあの歌だ。どこか悲しげなあのメロディーが頭に響きわたった。
刑事仲間の小気味の良い会話に始まり、連続猟奇殺人の犯人は誰なの? 動機は何? デッドマンとは誰? と何となくワクワクした気分で読み進めていくと、いつしか登場人物、一人一人の生き様に魅せられていった。刑事と犯罪者、そして被害者。それぞれの使命感に共感してしまった。時として世間一般の善と悪という感覚からは逸脱しているものの、その強い意志を否定することは出来なかった。単なる殺人事件の犯人探しではなく、人の弱さ、哀しさ、そして強さをリズミカルなストーリー展開の中で、ゆっくりと味わうことができた。面白いというだけでは表現しきれない作品だと思う。

◇印象に残ったシーン◇
心に残った場面やセリフはたくさんある。強いて言うならば、

澤田が蒼ざめた顔で呟いた。
「僕はただ、人の命を守りたい、それだけを---」

理由は、自分もそういう人間でありたいから。

◇好きなキャラクター◇
鏑木鉄生。
エリートではないところ。確たる意思があって刑事になったのではないところ。
日々の仕事に追われ、あっという間に20年間を過ごし、気がつけば女房にも逃げられていたという要領の悪さ。
「俺はこいつらに、何か出来るんだろうか。癖の強いこいつらをまとめようなんて、おこがましいことは言わない。でも、何かしてやりたい。」そういう風に考えられる人だから。

◇応援メッセージ◇
鏑木鉄生に恋をしました。
シリーズ化されることを期待します。
なおこ さん (40代女性 主婦)

最初、首なし死体、胴体のない死体などの猟奇的な事件の始まりからは想像もつかないストーリー展開でとても面白く読ませていただきました。
デッドマン、体の各部をうなぎあわせてできた男。そんなこと不可能だよなと疑いながら読み進めていったところデッドマンの正体にも納得。
不思議と事件の犯人の影が薄く、事件を追う刑事やデッドマンに惹かれながら読んでいました。クライマックスも盛り上がり、頭の中で映像がうかぶようでした。映画化しても面白そうです。

◇印象に残ったシーン
デッドマンが目覚めたところ。(覚醒)

◇好きなキャラクター◇
鏑木鉄生。
急に捜査一課をまかされるなど事件解決に活躍したところ。

◇応援メッセージ◇
とても面白かったです。映画化してほしいです。
古閑 さん (20代男性 その他)
酷い事件の裏に隠された真実に驚いた。全体的に読みやすくよかったと思う。

◇好きなキャラクター◇
姫野。今風の青年な割にはしっかりした内面がいい。運転技術も。

◇応援メッセージ◇
いろんな刑事小説を読んでいますが、科研との組み合わせは面白かったです。
シリーズ化を期待してます。
まるもも さん (30代女性 会社員)
前半で真相の4分の3くらいは判ってしまったが、最後まで読ませるだけのものはありました。

◇好きなキャラクター◇
姫野刑事。とってもイマドキの若者なのに刑事マニアで変な部分が古くさい。彼がこの作品にとっていい緩衝材になっていたと思う。

◇応援メッセージ◇
設定はとってもよかったので、次作を期待しています。
さん (10代女性 学生)
ミステリーを読んだのは久しぶりだった。これが初めての著作とは思えない丁寧な人物描写、緻密な伏線、すべてが私の心をしっかり捕らえて放さず、ページをめくる手が止まらなかった。
何より驚いたのは、警察という職業が身近に感じられたことだ。警察内部での出来事の描写がとても細かく、今までのどの作品よりも「刑事」である主人公に親しみがもてた。
最後まで読んで、もう一度初めから読むと、「なるほど!」と思わず声が出てしまった。
最初から最後まで読者を飽きさせない構成が見事だった。ラストはすこし悲しく、けれど優しく、とても印象に残る作品だった。

◇印象に残ったシーン◇
鏑木の謎解きからラストシーンに至るまで。今までずっと疑問に思ってきたことがついに全部明かされてすごく納得ができたから。

◇好きなキャラクター◇
優しくてちょっと不器用な鏑木さんが好きです。

◇応援メッセージ◇
月並みな言い方で申し訳ないが、本当におもしろかった。感動させてくれてありがとうございます、と言いたい。この著者の他の本が出たらまたぜひ読みたいと思う。
抹茶パフェ さん (40代女性 会社員」)
ページをめくる手がとまらず、久々に一日で一気読み。
海外ドラマやハリウッド映画のようなテンポのよさがまず魅力。そして、冷静な判断と独特のひらめきをみせる主人公の鏑木をはじめ、刑事なのに刑事オタクの一面を持つコンビの姫野。仲間の澤田、正木たちも、真面目なだけではない個性派揃いの面々。時おり挟まれる彼らのユーモアが、猟奇的な事件と絶妙な味わいを醸し出していて、最後まで飽きさせない。
中には、やりすぎだろそれは! とつっこみたくなるようなエピソードもあったりするのだが、そのやり過ぎ感を、いいぞいいぞもっとやれと応援したくなる不思議な小説なのだ。
捜査の細部についても、読者が置き去りにならないように適度な解説を加えている点で、読みやすさに貢献しており、ミステリ初心者にも大いに勧めたい。

◇印象に残ったシーン◇
「鏑木さん。これが法律違反で、警察官としてあるまじき行為だということは、勿論承知しています。でも、人命がかかってるんです。法律を守って人を見殺しにするくらいなら、破って首になるほうがましです」
姫野が法を破ってまで人命を守ることに徹する。冷酷な犯人を追い詰める瞬間が迫りつつある終盤間際で、彼のこの言葉は読む者の心に、熱く伝わります。

◇好きなキャラクター◇
正木警部補。鏑木特捜班におけるツッコミ・お守り役として、なくてはならない存在。

◇応援メッセージ◇
抜群のリーダビリティの惹句通り、読むたびに先の展開が気になって仕方がない、素晴らしい作品でした。鏑木特捜班の活躍をデッドマンだけで終わらせるのはもったいない! 愛すべき鏑木特捜班と、新たな敵との闘いが描かれる日を、ひそかに期待しています。
ボニー さん (20代女性 その他)
こちらの予想が二転三転と裏切られ、最後までハラハラしました。不気味な始まり、デッドマンの正体、刑事たちそれぞれのキャラクターもおもしろく飽きませんでした。もし最初の方で謎が解ける人がいたら凄い!

◇好きなキャラクター◇
介助猿のカプ。頭が良くて、デッドマンのお世話を献身的にしている姿が愛らしかったです。

◇応援メッセージ◇
私の好きなミステリーのジャンルでしたが、最後まで気が抜けず、予想も裏切られ、ハラハラしました。久々におもしろい作品でした。これからも応援しています!
のりのり さん (30代女性 会社員)
最初に自分が予想していたのと別のところに問題があるということが次々に判明していき驚きの連続でした。
6つの死体をつなぎ合わせるといった普通では考えられない発想に気味悪さも感じながら、誰がなぜ犯罪を犯したのかとページをめくる手が止まりませんでした。
全体的にテンポ良く話が進み、デッドマンと刑事たちの心理状況や捜査の進捗が交互に描かれることでわかりやすく読むことができました。官房長官と鏑木刑事の車中でのやり取りや終盤の場面では、まるで映画の場面を観ているような臨場感が感じられました。
鏑木刑事や他の刑事の個性も面白く、テンポの良い会話も楽しくその場の雰囲気が感じられるものでした。ぜひ個性的な登場人物の過去も描いた小説が今後発表されることを期待します。シリーズ化されると面白いと思います。

◇印象に残ったシーン◇
事件の謎が一気に解けていった終盤のシーン。

◇好きなキャラクター◇
鏑木刑事。事件にまっすぐである刑事らしい刑事であり、仲間思いで人間味が感じられた。

◇応援メッセージ◇
ぜひシリーズ化してほしいと思います。
それぞれの人物の過去や刑事になった経緯などが描かれているといいなーと思います。特に姫野刑事が気になります。
ももちゃん さん (40代女性 公務員)
ホラー小説のようなぞくぞく感を感じながら読んでいきました。デッドマンとは何者か、読み進めるとだんだんと真相に近づけ、はじめに感じていた恐怖感とはまた違った恐ろしさ哀しさに。

◇応援メッセージ◇
 はじめは、ホラー小説かと感じるものがありましたが、捜査会議で鏑木が捜査本部を任されるようになったあたりからは、ホラー感よりもエンターテイメントの感が濃くなりました。
ちぃちぃ さん (30代女性 会社員)
一言。……面白かった! 導入部では一瞬「ん!? 変人の探偵が出てくる、日本の推理作家の金字塔の作品へのオマージュか?」と思ったのですが、そのすぐあとに「日本の推理小説にもあった」云々の表現が作中でされており、思わずニヤリとしました。
とにかくどんな展開をしていくのかが気になり、途中で休憩を挟むことも出来ずに読みきってしまいました。連続猟奇殺人の目的もわからず、その上、その殺人により寄せ集められたパーツで作り上げられたと告白する「デッドマン」なる人物からのメール。これまでにあまり見たことのない展開に作中に入り込んでしまいました。とても初投稿作とは思えない作品でした。
また、登場人物が全員魅力的でした。それぞれ、王道と言えるような個性の持ち主達ですが、それが巧く噛み合っていて、わざとらしさもなく作品に効果的に働いていたと思いました。とても素敵なメンバー達だったので、是非ともシリーズ化して頂きたいものです! ミステリ好きにはオススメの一作だと思います。

◇印象に残ったシーン◇
登場人物達が「何故警察官になったのか」と話している時の姫野の「でも違うんです。特に、銃を持ってるってことが」というセリフです。

◇好きなキャラクター◇
みんな魅力的で迷いますが、やはり鏑木鉄生です。昼行灯のよう……と思われながらも、飄々と直感的に捜査していく姿が素敵でした。

◇応援メッセージ◇
とても初投稿作とは思えない面白い作品でした! 夢中で一気に読みきってしまいました。姫野くんのセリフもとても気になっています。是非ともシリーズ化して頂いて、この魅力的なメンバー達に再会させて下さい! よろしくお願いします!
さん (50代男性 会社員)
 明らかに、島田荘司の「占星術殺人事件」にインスパイアされて書かれた本作は、被害者の人体の一部が持ち去られるという連続猟奇殺人事件に対して、「占星術」とは全く別の観点から、驚くような筋書きを与えている。
 「デッドマン」は、本当に死体を繋ぎあわせて造られたアゾートなのか。驚くべき展開を見せるストーリーは、最後まで読者を飽きさせないだろう。
 
◇好きなキャラクター◇
鏑木。普段は昼行燈と言われているが、いざというときには見事な働きを見せる。

◇応援メッセージ◇
次作品は、もっと姫野と澤田の変人若者コンビが活躍するところを見たい。
みっきー さん (40代女性 主婦)
凄い話……だと思いました。そして読み終わった後に悲しくなりました。ただ、鏑木を含む4人の刑事の熱意が伝わってきたのが救いです。
一気に読んでしまったのでもう一度読んだらまた別の感想が出てくるのかもしれませんが今は、ただただ凄い話の一言です。

◇好きなキャラクター◇
正木の口の悪さ・態度のでかさに救われます。
内容がダークなので正木が登場すると口が緩んでしまいますね。

◇応援メッセージ◇
一気読みをしてしまいました。
どんでん返しが次々と起こりドラマを見ている気分でした。これからの作品も読んでみたいと思いました。
ねこカフェ さん (20代女性 学生)
凄惨な連続殺人事件、その犠牲者が一人の人間として蘇る。死体が蘇ることなどありえない、そう思っていても読み進めていくうちに本当に死体が蘇ったのではないか、蘇っていないなんて言い切れないのではないかと、思えてきてしまいました。絶対に騙されない、と心して読み始めたにもかかわらず、あまりに自然に物語全体に騙されてしまったのには驚きでした。読み終われば引っかかることなど一つもない、どの文章にもどの言葉にも無駄なものはひとつもなかったと思えるほど、ある意味で「すっきり」としました。
捜査本部のメンバーたちも多少の無茶は気にしない、ひとりひとりが個性的な人たちで、とても生き生きとしていました。そんなむちゃくちゃな仲間たちと捜査をしていくことで、誰よりも思い切りが良くなっていく主人公鏑木の成長を、思わず応援していました。
連続殺人事件から、背後に隠された大きな事件へとつながっていき、いったい誰が一番の犠牲者だったのか、やるせない気持ちになりました。
少しだけ読もうと思っても、一気に読ませられてしまう魅力がありました。そして、読むということを通して、私自身も暗示をかけられてしまったような気分になりました。是非おすすめしたい一冊です。

◇好きなキャラクター◇
姫野です。なぜキャリアとして職務につかなかったのかという問に対して、「官僚ではなく警察官になりたかった」と言い切った姿をかっこよく思えました。
高級な格好をして、けれど「刑事おたく」の変わり種、けれどそれだけでなく、誰よりも刑事にあこがれを持つ姫野の姿がとても生き生きとしていて大好きです。

◇応援メッセージ◇
本当に面白くて、少しだけ読もうと思い読み始めたつもりが、気づいたら一気に読み切っていました。何度でも、鏑木や正木、澤田、姫野と一緒に事件を追っていきたいな、と思いました。どきどきハラハラの楽しい時間をありがとうございました。応援しています。
anna さん (10代女性 学生)
まず、警察の専門用語とものすごい科学知識に圧倒されました。
読中だれが犯人なのか、どういう展開に進んでいくのか全然分かりませんでしたが、それが逆に心地よくも感じてしまう内容でした。

◇印象に残ったシーン◇
真相を知った上で鏑木が言った台詞は、色々な気持ちが含まれていてとても切なかったです。

◇好きなキャラクター◇
姫野と澤田です!!
掛け合いも面白いし、なんだか二人とも過去がありそうなので。

◇応援メッセージ◇
初投稿とはホント思えなかったです。このシリーズで続編も読みたいです!! 元原や斉木の出番も増えてると……。
警察小説はちょっと堅くて難しそうだなっと思ってましたが、これは面白いです!!
ミヤ さん (20代女性 学生)
全体的に軽めでライトノベルに近いように感じました。
小説初心者におすすめです。
冒頭の日記が堅苦しく、これはちょっと読みづらいかな……と思っていたのですが、ストーリーは取っ付きやすい印象でした。
著者の得意とするテンポのよい会話には好感が持てました。

◇印象に残ったシーン◇
捜査に行き詰っている時に鏑木刑事の元に来た一通のメールで事件が大幅に解決へ向かう所。

◇好きなキャラクター◇
作中では既に退職した元刑事中山純平です。
退職後にもまだやれることはある筈と信じて10年たった今でも刑事と言う職業を一人続けているところに感動と憧憬を感じました。

◇応援メッセージ◇
出版社にお勤めとの事で、他の作品に影響を受けがちな職場で自らの書きたいものを書けるというのは凄いと思います! これからも良い作品を書き続けて欲しいです。
MAY さん (20代女性 会社員)
どうして殺人は起こったの?本当に死体が生き返ったの?? 事件がどう繋がっていくのかワクワクしながら読みました。
常識に囚われていてはなぜ事件が起こったかすら分からない、という難解な事件。すべてがつながった時に納得できて読んでいてスッキリした。
キャラクターが掴みきれない鏑木さんの活躍がもっと見たいなぁ、とも思う。

◇好きなキャラクター◇
鏑木さん。掴みきれないキャラクターが魅力的だったから。

◇応援メッセージ◇
チームのメンバーの掛け合いが個性的で、読んでいて面白かったです。鏑木さんたちの活躍がまた読みたいです!
迷い犬 さん (10代男性 学生)
 ハッピーエンドとはいえない結末でしたが、とても楽しめました。あまりに陳腐な言い方ですが、予測できないストーリー展開には、唸らされるばかりでした。
  陰惨な連続殺人事件の捜査というストーリーを軸にしていても、また、重いテーマを扱っていても、この本は清々しさに満ちていると思いました。それはきっと鏑木刑事をはじめとする警察関係者たちなどの個性溢れる登場人物たちが大活躍しているからこそなのでしょう。人物造形の巧みさに驚かされました。

◇印象に残ったシーン◇
 大きな権力を前にしたとき個人は圧倒的に無力。そのことを痛感させられたシーン。これは決して小説の中だけの話ではないと思います。現実の世界からこういったことが無くなって欲しいと考えずにはいられません。

◇好きなキャラクター◇
 姫野刑事の、茶目っ気はありながらもひたむきに事件を追おうとする姿に好感をもちました。作中には、彼の過去には何かがあると暗示されているので、それを知りたいとも思います。

◇応援メッセージ◇
 非常に面白く、且つ、学ぶこともたくさんある小説だと思います。鏑木率いる刑事たちの大活躍がまたいつか起こってほしいです。ますますのご活躍をお祈りいたします。
由紀子 さん (10代女性 学生)
騙されました。これが正直な感想です。
現実的なミステリーと、非現実的なストーリーが交錯して、ページをめくる手がとまりませんでした。最後のどんでん返しには驚かされたものの、すべてがつながっていく感覚にすっきりと読み終えることができました。

◇印象に残ったシーン◇
冒頭のセリフですが、最初に読んだ時にはわけがわかりませんでした。しかし読み進めていくうちにこの言葉が何を意味していたのかがよくわかって、とてもすっきりしたので印象的でした。

◇好きなキャラクター◇
鏑木刑事です。
日常生活でずぼらでぱっとしない刑事なのに、ちょっとしたひらめきで事件の糸口を見つけ出していく。周りへの感謝をわすれない彼に魅力を感じました。

◇応援メッセージ◇
面白く読み進めることができました! 応援しています!
コイケ さん (50代男性 自営業)
プロローグ部分の印象から陰鬱で凄惨な物語が展開されるのかと思いきや、刑事たちのやり取りがコミカルで楽しかったので、ちょっと面食らいました。また、「デッドマン」側のストーリーも、のっぴきならない事情を抱えているとは思えるものの、どこか牧歌的で微笑ましい描写が続くので、これまた少々拍子抜けしました。などと書くと面白くなかったように思われそうですが、この物語がどこに着地するのか、そして猟奇的な殺人事件の背後にはどんな事情が隠されているのかが気になって、ほぼ一気に読み終えました。緊張感のある描写が続き、とても楽しかったです。
終盤、描かれるテーマが「刑事の矜持」であることが分かるにつれ、物語に奥行きが増していったように感じました。もちろん、この小説に登場する刑事たちは極めて理想的な存在であり、現実とはかけ離れているようにも思えます。でも、だからこそ、作者は「刑事、かくあるべし」と主張したかったのでしょう。刑事が真に弱者の味方であり、悪い連中から無辜の者たちを救う存在であるように、との願いが伝わってきた気がします。

◇印象に残ったシーン◇
大臣公用車の中で、鏑木が野沢官房長官に凄む場面。グッと来ました。
もうひとつ、とっくに退職した刑事(中山)が毎日のように喫茶店へ通っている理由を鏑木が察したシーンも強く印象に残りました。

◇好きなキャラクター◇
やはり、鏑木。自分の仕事に誇りを持ち、事件の解決に向けて愚直に頑張る姿がカッコいいと思いました。
そして、もう一人の主人公である「デッドマン」。正体が判明するまで素性は一切分からなかったわけですが、とても感情移入できました。

◇応援メッセージ◇
初投稿で大賞とのこと。すごいですね。
これだけの筆力があれば、さらに素晴らしい作品を生み出すことができるでしょう。期待しています!
きき さん (20代女性 会社員)
文章も読みやすく、話のテンポもよく、一気に読み終えてしまった。最後の最後まで、結末がわからず、ドキドキしながら読むことができた。

◇好きなキャラクター◇
姫野広海。高学歴なのに、それに頼らず、また、刑事おたくなところ。

◇応援メッセージ◇
とてもおもしろかったです。他の作品が出たら、また読みます。
REDMOON さん (30代男性 無職)
蘇った死者「デッドマン」による推理というコンセプトは面白く、その事件の背景、動機、デッドマンという存在に隠された目的が徐々に明らかになるプロセスは小気味よい。
それに「デッドマン」が自分という存在にに困惑しつつも、それを受け入れ真実を知ろうとする心理描写も良く書かれていると思う。

◇印象に残ったシーン◇
デッドマンの正体がわかった瞬間。
衝撃、爽快感があった。

◇応援メッセージ◇
小説としてまだ荒いところがあるが、経験を積んでいくことが出来れば、斬新なアイデアもより生きてくるだろう。次回作に期待。
ちびえみ。 さん (30代女性 主婦)
大変綿密に練られたストーリーだと思いました。冒頭の日記から一気に物語の世界へ引き込まれ、連続猟奇殺人事件と記憶をなくしたデッドマンの謎が絡み合い、真相が知りたくてページをめくる手が止まらず一気に読み終えました。また、事件の解決に挑む刑事チームのみなさんが個性的で鏑木刑事がなかなか魅力的。最初は突飛な医療ミステリなのかと思い読み始めたらまんまと術中にはまった感じです。じょじょに明らかになっていく犯人の目的とそれに関わる悲しい事件。最後までどうなるか解らない展開ではらはらしながら読み終えました。デビュー作ということなのでこれからの作品にも期待しています。

◇印象に残ったシーン◇
デッドマンの謎解き場面。やるね、鏑木さんと思いました。
鏑木さんが真相にたどり着くのが少し不自然に感じられたのですが、ここを読んでなるほどなあと思いました。

◇好きなキャラクター◇
鏑木さん。柔軟な発想力とチームをまとめる力。こんな人が上司だったらいいですね。

◇応援メッセージ◇
抜群のリーダビリティ、デビュー作とは思えません。たくさんの人に読んでもらえますように。