いただきましたモニター当選者の皆様のご感想は、こちらのページ上にて掲載させていただきます。感想を御覧になって、お好みの本を見つけてください。

ホーンテッド・キャンパス

■第28回モニター「ホーンテッド・キャンパス」櫛木理宇

※いただいた文面から、一部抜粋させていただきました。

くぼちゃん さん (40代女性 会社員)
あっという間に読めました。極端におどろおどろしくなく、それぞれのエピソードの結末も満足のいくものでした。オカ研のメンバーそれぞれのキャラクターも魅力的でした。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
やはり、いつもは煮え切らない主人公が好きな人のために我を忘れて挑むシーンですね。その後の展開がちょっとかわいそうでしたが。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
オカ研の部長黒沼がいいですね。あくまでも自分の好きなことのために行動しているのですが、うまくまわりを巻き込んでいくところが好きです。決して人を不愉快にさせないところも好きです。

オカ研のメンバーそれぞれがいろいろとありそうなので、メンバー1人1人のエピソードをぜひ読んでみたいです。と、もちろん主人公の恋の行方ももっと詳しく知りたいです。
さん (10代女性 学生)
年が近いこともあってか、とても物語に入り込めました。
なかなか想いを伝えられない森司にイライラしたり、優しさと美貌を兼ね備えたこよみに憧れたり…好奇心旺盛な部長が可愛かったり(笑)

●最も共感した(最も好きな)登場人物
部長
好奇心旺盛な彼に共感しました!!

頑張れ森司!
たくさん本が売れますよーに。。。
ぺこぽこまむ さん (40代女性 会社員)
 人物描写、情景の細やかさ、想像しながら楽しめる作品に仕上がっています。
文節の切り方が上手で、程良い間があり、非常に読み易いです。学園物の部類に入りますが、年齢層を問わず楽しめる作品だと感じました。
 物語の中で、主人公の成長が見られるところも、読者を惹きつけるキーとなっています。登場人物像が非常にわかり易く描かれているのですが、主人公の「森司」のみ、人物像がはっきりしません。個人の意見ですが、その部分がはっきりしていると、より感情移入ができ、応援したくなる作品だと感じました。シリーズ化になってもおかしくない作品だと思いました。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
第四話雑踏の背中。主人公「森司」の妄想から始まる章。息抜き的な導入で、オカ研メンバーの様子が非常に身近に描かれていて、親しみやすい雰囲気です。 最後の「こよみ」からの連絡が、導入部分と微妙に繋がり好きな場面です。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
オカ研の「藍」さん。元気が良くて好きです。森司とこよみの仲を、嫌みなく取り持っているところもカッコいいです。

良い作品です。森司くんのイメージがもう少し欲しいですが、シリーズ化で、オカ研メンバーの今後の成長が見たいですね。
トム さん (30代男性 無職)
とても読みやすい作品でした。一話ずつの話で区切りよくこれが最新ジャンルとして定着した(感のある)ライトノベルなのかと思いました。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
自分としては第4話と第5話が好きですね。特に第5話が良かったです。もっと話が転がってくれると面白くなるかなという気がします。

オカ研に依頼者が来て事件の真相にメンバーが挑む、というスタイルはとても好感が持てるのですが、肝心の事件と解決に至るまでの行程が短いですね。事件にまつわる蘊蓄が出てくるのはとてもいいのですが(好感が持てる)それを含めてもっと話が二転三転してくれるとこちらとしても「どうなるんだろう」と感情移入して読めるかなと思います。主人公と彼女の関係ははこれからの続刊にまかせますが(次が出ると思いますが)主人公の「視える」「感じる」能力がもっと発揮されるような(活かされるような)話 の展開がもっと出てくるといいですね。そんな話がもっと読んでみたいです。その辺を踏まえて、次巻期待してます。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
黒沼泉水が活躍(暗躍)する話も期待してます。一番好きな(人間くさい)キャラですね。
桃子 さん (50代女性 主婦)
主人公と同じ、怖がりの私(霊は視えませんが)でも、怖いもの見たさについついページをめくってしまいました。初々しい大学一年生の主人公。彼を取り巻くオカルト研究会の個性的な面々。そしてその絡め具合がとても楽しい。だから、怖さの度合いは、たとえば、尾根を歩く登山者の靴に踏まれて、コロッ、コロッと小石が緩やかな斜面を転がり始めるような、そんな軽い感じでした。読み進んでも、少しは速度を増しながらも、まだコロコロ、コロコロです。でも最後の五つ目の話で、小石は突然、絶壁から谷底へとまっさかさま。霊との戦いの凄さに、恐怖はピークに達し、それに反して、目はどんどん次の一文、一文へと進んでいきます。
けれど、小石は谷底の柔らかな苔の上にうまい具合に落ちたのでしょう。無事に解決すると、それまでの恐怖は遠のき、思わず主人公を応援したくなるような、まるで青春小説を読み終えたような爽やかな気分でした。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
霊が乗り移った灘こよみを森司が必死に助けようとする場面。
同じようなことをリピート、リピートして、その必死さと決定打の無さによって、よけいに先の展開が気になりました。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
森司。
初々しい大学一年生、応援したくなるような人物だから。

森司くん、どんな物が見えようが、そんなものには惑わされず、こよみちゃん目指してガンバレ!
あい さん (10代女性 学生)
オカ研の皆と怪奇現象の原因を特定しようとするサスペンス的な要素が散りばめられてはいるのですが、やはりそこはホラー。何気ない日常の中のありそうでありえない?事件が幽霊と絡んで目白押しでした。事件の真実は、不憫なものから家族愛だったり、はたまた気持ち悪いものだったり。どの話も意外すぎる犯人(幽霊?)で、話に魅了されます。オカ研も実際にこんなサークルありそうと思うようなメンバーだったり、活動内容だったりしたので、自分の大学でついつい想像してしまったくらいです。軽く、お話に踏み込んだら、どっぷりはまってしまう。そんな魅力を持った話でした。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
エピローグの「これで頑張れちゃうんだよな、おれは」です。すごく可愛いセリフですし、森司の性格が出てるなと感じました。なんかちょっと潔癖な部分を持ちつつ、繊細な部分も持ち合わせているところとか。片思いがまだまだ続きそうなセリフですけど。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
やはり、主人公の森司です。なんというか等身大の大学生男子という感じがして、とても共感できます。2年間も片思いなんてすごく可愛いですし。今はヘタレでも将来の成長を期待。

楽しかったです。ホラーってこう血みどろっていうイメージを持っていたのですが、軽く怖い、気持ち悪いって感じで、ホラー初心者でもはまれるし、ホラー好きも事件の意外性でぞっとしたり、驚いたりできて、とにかく楽しい。ホラーで一気読みって私にとっては珍しいことなのですが、一気に読みました。ぜひ、友達にも勧めます。
月明かり さん (30代女性 会社員)
まず、読みやすい!学園ものが好きなので、すいすいと読めました。
「ホラー」とのことでもっと怖いかとちょっぴり心配していましたが、「ラノベホラー」というジャンル?にぴったりの、ちょっと怖いものがダメっていう方でも楽しく読める作品でした。
登場人物たちがなかなか楽しいメンバーなので、今後の活躍も読みたいなーと思いました。
主人公の恋の行方も気になるところ・・・今の段階が一番おもしろいところだとも思うのですが、幸せになってもらいたい気もします。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
森司が泉水さんに、こよみさんを「念のため」オカ研へ勧誘した理由を尋ねたときの泉水さんの言葉。
確かに、「視える」体質だから、それまでにイヤな体験もたくさんしているだろうし、危険を察知できると思うけれども、これから起こるか起こらないかわからない危険について、知らせる必要とかないな〜と妙に納得しました

●最も共感した(最も好きな)登場人物
泉水さんの一貫して「本家」を守るっていう筋の通ったところが好きです

感想ともかぶりますが、続編、シリーズ化もいいのでは?と思います!
中・高生から大人まで楽しめる作品だと思います。今後も幅広い年齢層に読まれる作品を期待します!(私としては怖すぎないものが希望ですけど)
ぷるすけ さん (40代男性 会社員)
 重くどろどろとしたホラー小説を読むことが多い自分にとってはむしろ新鮮でした。
ショートかつライトなホラー小説であり、また会話文が多用されているため、テンポ良くさらっと読めます。
 キャラクター描写が巧みなため感情移入しやすく、またホラー部分とラブストーリー部分が並列に進行する構成で、恐怖と恋愛を同時に疑似体験したい人には最適ではないでしょうか。これまでは、愛を成就するための手段として殺人などホラー的要素を盛り込むホラー&ラブ小説を読んだことがありましたが、今回のような構成の小説は初めてでした。
 ホラー小説の中で分類するなら心霊現象ものになると思います。随所で背筋が凍るシーンがあるものの、ほとんどの霊が女性ならではの無念や気遣いを伝えようとしているため、女性が読むと霊に共感してしまうかもしれません。
 ラブストーリーのメインは、真面目で純朴で奥手で恋に不器用な森司の片思い。最後に見せた男らしさが功を奏したのか、二人はちょっと近づきました。今後の行方が気になります。読後感は、青春小説を読んだ時のように爽やかでした。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
具体的ではないですが、藍と森司の掛け合いは印象深いものでした。この小説を盛り上げる隠し味になっていると思うことがその理由です。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
三田村藍さんです。快活で「兄貴肌」の長身モデル体型。まさに憧れの女性です。

女流作家による女性らしいホラー小説。ホラー小説初心者から上級者まで全ての人が楽しめる作品だと思います。非常におススメです!
REANA さん (20代女性 専門職)
誰でも経験する平凡な大学生活の中に不思議な事件を織り交ぜ、読んでいる側も自然と自分の事のように物語に引き込まれていきました。怖い中にも人間味溢れた登場人物のやり取りもあり、ただ怖いだけではない作品です。生まれ持った特殊な能力に悩みながらもオカルト研究会の仲間と様々な経験をし、物語を通して主人公・森司が成長していく姿も微笑ましいかったです。続きが気になり、一気に読んでしまいました。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
「第4話 雑踏の背中」で桑山が最後に発したセリフ。
「おれはおれなりに、生きてる方の親父に二人ぶん親孝行しとくさ。どのみちおれの親父と呼べる相手はあのハゲしかいねえんだ。次の連休には、名酒の一升壜でもぶらさげて帰ってみるよ」
少しぶっきらぼうだが、育ての父に対する感謝の気持ちが込められているような気がして、思わずほろりときてしまう。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
黒沼部長→好奇心旺盛な性格が自分と似ているから。

非常に読みやすい作品で、続編も読んでみたいと思えました。次回も楽しみにしております。これからも怖いながらも心温まる作品を期待しています。
ちまき さん (30代女性 主婦)
ホラー的な要素もきっちり踏まえつつ、そればかりに偏らず、誰にでも抱えうる心の闇にもふれられており、バランスがよく読みやすかった。本当は関わりたくないのに好きな女の子のために奔走する主人公と、彼を巻き込んでゆくまわりの個性的な面々に怖さもいっとき忘れて楽しく読むことができた。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
第二話。森司くんとこよみちゃんが喫茶店にコーヒーを飲みに行く場面。
森司くんのちょっとおとぼけで鈍感なところに、おもわずにやりとしてしまった。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
好きな登場人物は、黒沼泉水
乱暴そうに見えるけれど、意外に繊細なのかも?と思うから。

森司くんとこよみちゃんのこれからが気になります!
一話完結なので読みやすく、ホラーでありながらほろりとさせられる場面もあり、飽きずに読むことができました。個性的なオカ研メンバーのさらなる活躍を期待しています!

ちゃまぱん さん (20代女性 主婦)
ホラー作品と聞いていたので、怖いのかなとドキドキでしたが、思ったよりも怖くなくて安心でした(笑)
ホラーのドキドキ以上に森司とこよみとのぎこちないやりとりに胸がキュンとし、なつかしい学生時代を思い出すかのような作品です。おもしろおかしいところもあり、感動できる場面もちらほらあり、読み応えがあります。森司とこよみの今後が気になりますね!次回作もぜひ読んでみたいです。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
こよみと森司がはじめて電話でお話しするシーンです。
初恋のドキドキ感がセリフにとてもよく出ていて、森司の高揚感やあわてっぷりが手に取るかのようでした。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
藍さんです。
おせっかいで、好奇心旺盛なところがおもしろい♪
うっとうしいなという場面もありそうですが、藍さんの頼りがいのある人柄や美人さんであることから許されるのかなぁと想像していました。身近にこういう人がいたらぜひ友達になってみたいです

ホラーのドキドキ、恋のドキドキの両方が味わえる素敵な作品でした!次回作が早く読みたい〜♪
坪井坪子 さん (40代女性 主婦)
「ラノベホラー」と言うだけあって、サクサク読み進められる学園オカルト探偵モノかな。ライト感覚ながら、意外と文章が脳裏に映像を浮かべやすく、主人公の気弱な霊感持ち青年、黒髪ショートのヒロイン、マッチョの先輩などなど、アニメ的にキャラクターも愛着わきやすく連作短篇集のような形態なので、中だるみもせず、えげつないほど長くて有名な病院の待ち時間があっという間に過ぎてゆきました。ただ、題名はもうちょっと内容がわかりやすい感じのほうが私は良かったと思います。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
「これ」というシーンやセリフより、各話に出てくる食べ物の描写が全部美味しそうで頭の中で色鮮やか。なんてことのないお菓子やアイス、コンビニメニューだったり主人公の貧乏自炊パスタシリーズだったりするのですが、なんだか、過ぎ去った青春の一ページのきらめきが感じられます。若い人より私のように若干年行ってる人のほうがノスタルジックななにかと空腹を感じるのではないでしょうか。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
主人公の青年にはぜひ正義のストーカーとして、頑張って欲しいです。そして自炊シリーズ、続けて欲しいです。

プロローグのあの「影」は、「好ましいもの」に掛かってくるのかシリーズ化への伏線か?これからの登場人物たちの今後が気になりつつも読後爽やか。まだまだお次の事件、期待してますよ!
さん (50代男性 会社員)
 雪越大学オカルト研究会が挑む5つの心霊事件。オカルト物と言えば、霊と対決して追い払うというものだとつい思ってしまう。本作では、5話目で、霊との対決らしき場面はあるものの、全般的には、心霊現象の原因を解明することによって、その背景にある事件を解決することの方に重点が置かれている。
 主人公の八神の美少女こよみに対する片思いのコミカルさを主軸にしながら、心霊事件を通じて、人間と言うものの、愚かさや哀しさをといったものを描いており、その対比が何とも言えず面白い。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
 5話目で八神が霊を追い払ったときに、藍に言われたセリフ。
「十代の女の子にとって最大の天敵といったら、何と言っても『粘着ストーカー系勘違いキモ男』だもの」 功労者に対して、そりゃないぜと噴き出してしまった。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
 灘こよみ
 顔立ちは、整い過ぎるほどととのっているのに、鋭い目つきと眉間の皺。実は偏頭痛と近視の賜物で、性格のとっても良い娘という色々なギャップがなんとも面白い。

 八神とこよみの出会いのきっかけになった、高校時代の不気味な事件が気になる。次作では、もっとそこに踏み込んだ話を期待したい。
テル さん (20代男性 会社員)
ホラー小説であり、青春小説でもある。ただ恐ろしい、怖い!というだけでなく爽やかさがあると思いました。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
冒頭の、「霊感なんかあったって、いいことはなにひとつない」はとても印象的で物語に引き込まれました。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
主人公の森司を見ていると自分の学生時代を思い出しました。

ホラーだけでなく色んな種類の作品も読んでみたいと思いました!
ミミニョロ さん (40代男性 会社員)
全体として、楽しく読ませていただきました。一話一話のエピソードと森司の恋の行方を絡ませながら構成された物語が飽きることなく、できれば続編も読みたいというのが正直な印象です。部員一人ひとりのキャラもわかりやすく、ぜひこの物語を映像化して欲しいですね。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
三田村藍 
森司と灘の恋の行方を見守っているところ。

続編頼みますよ。
みやこ さん (30代女性 会社員)
明るく軽い、さわやかな?オカルト研究会。少しコワイ怪奇現象を部員がなんとか解決していく様は、一話一話ほっとします。学生時代を思い出しながら、こんな部活ありそうだなあと身近に感じました。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
-明日、小野塚さんのアパートに行くのは、わたしは反対です
みんな賛成しているのに、一人だけ反対したとても素直なこよみ。どうして、何かあるのかな、っと気になった。

●最も共感した(最も好きな)登場人物

自分は、藍の立ち位置に近いから共感します。お見合いオバサン、アネゴ的な女性は身近に必ずいますよね。

ハードすぎないホラーな毎日を送るオカ研のみんなのスピンオフ作品を読んでみたいです。一話一話、オカ研のメンバーの誰かを主人公にするのはいかがですか。今回は、森司には近づけた気がしますが、他の個性的な面々お話も、見てみたいです。
んたろ さん (20代男性 学生)
森司とこよみの関係と影の謎が気になってあっという間に読み切ってしまいました。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
死者は、好ましいものにとり憑きたがる。一見全ての謎が解けたかのように思えるが、、、という点で最も印象に残った。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
本家と分家の関係を優先させつつも、みんなを優しく見守る泉水。

続編を読んでみたいです!応援しています!
まっきのすけ さん (40代女性 会社員)
日本ホラー小説大賞読者賞受賞作品…
ホラーだもの、やっぱりおどろおどろしい場面だらけで、恐怖のジェットコースターに乗るようなものかしら…と苦手なくせに怖いもの見たさで、でも暗くなってから読む勇気はなかったので、日のあるうちに読み始めました。
でも、あれ、なんか思っていたのと違う…ホラー小説というよりは、青春小説オカルトエッセンス添え、という感じ。
突飛すぎる恐怖体験ではなく、身近でも起こるかもしれないと思わせるような心霊体験の描写はリアルで、そういうものが見える人目線に自分もなれる気もします。
でも、それはあくまでも1つの切り口で、メインは恋愛、というよりも、初めて守りたいと思う人と出会って、今までの自分から1歩成長して強くなる、という、青春ラブコメディ?の雰囲気のほうが強かったように思えます。
怖がりの人でも問題なく読めます。楽しめます。あっという間に読み終わります。
青春ラブコメディ風の割には、表現力は非常に日本的、文化的な感じで、日本語の美しい響きが楽しめます。
ぐっと強く心に残るような、しばらく胸が響いているような、そんな重厚な感じはないですが、さらっと軽く読書を楽しみたいときに、エンターテイメントとしては良い物語だと思います。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
山羊と驢馬とを足して、割らずに放置したような柔和な笑顔。思わず吹き出してしまう表現でした。
●最も共感した(最も好きな)登場人物
どの登場人物も、個性が強すぎるというより、個性が偏っていて、自分を投影するには少々無理がある人ばかりでした。なので、この物語にあまり深入り、というか思い入れを強く持てないのだと思います。
井戸端会議で聞きかじった噂話が、自分に全く関係のない他人事だからちょっと楽しい、でも別に記憶にも残りにくい、というのと似た感じです。なので、最も共感した登場人物はいません。
好きなのは、八神くんでしょうか。自分の限界を超えて、がんばろうとしているので。

きれいで美しい日本語の表現がとても気に入りました。
気軽に読める内容なので、中高生から大人まで楽しめると思いますが、特に中高生にはぜひ読んでもらって、きちんとした日本語に親しんでもらいたいと思いました。
しるち。 さん (30代女性 その他)
ホラー小説と呼ぶにはいささか軽めの内容。ホラーを求めている人には物足りないのかもしれないけれど、ライトノベル感覚で読めるので、ホラーはすこし苦手、という読者にも受け入れられるように思う。
人一倍怖がりで霊感のある少年が、片思いの少女と一緒にいるためだけに、オカルト研究部に入り、さまざまな霊的事件に巻き込まれながら、すこしずつ成長していく。
この主人公の少年、霊感がある以外は、なにか特出した能力があるわけでもないどこにでもいそうな普通の男の子。人よりちょっと(かなり?)霊感がある、というだけだからなにができるわけではなく、好きな女の子にも積極的にアプローチも出来ない。そんなじれったさを少しずつ乗り越えて成長していく姿がページのこちら側から思わず「あと一押し!」と声をかけたくなるような気持ちにさせてくれる。
霊感はないけれどオカルトオタクの部長にやたらと顔の広いアネゴ肌の先輩、部長を本家と呼ぶ霊感はあるけれど部長以外には興味のない強面男子、と一癖ある不思議で魅力的なメンバーが揃っていてストーリーを盛り上げている。
わがままを言えば、せっかくこれだけ魅力的なメンバーを揃えたのだから、もうすこし一人ひとりが活躍するところも見てみたかった。
ストーリーのエッセンスとしてちりばめられているオカルト系の小説家や画家や漫画。好きな人にはツボをちょっとくすぐられたように感じるのだけれど、あまりに多用され、また情景描写にもつかわれいるので、知らないと「ん?」となってしまいひっかかってしまうのがもったいなく感じた。

●最も印象に残った場面(もしくはセリフ)
第二話 ホワイトノイズ
小野塚の部屋で穂波が暴露するところ 本当に怖いのは、霊より生きている人間なんですね。

●最も共感した(最も好きな)登場人物
黒沼泉水
出番はそう多くないのですが、人とちょっと違った視点な彼の目線で世界を見てみたいです。

ホラー小説が苦手な私でもすんなり読めました。
スピンオフでオカルト研究会のほかのメンバーが中心の話を読んでみたいです。