いただきましたモニター当選者の皆様のご感想は、こちらのページ上にて掲載させていただきます。感想を御覧になって、お好みの本を見つけてください。

エスカルゴ兄弟

■第62回モニター「エスカルゴ兄弟」津原泰水

※いただいた文面から、一部抜粋させていただきました。

ながつき さん (主婦)
むちゃくちゃです。
むちゃくちゃだけど、むちゃくちゃおもしろい!
お仕事、お料理、恋愛に、家族……色とりどり盛りだくさんなフルコースのようです。だけど重たく胃に溜まったり胸焼けしたりの心配はまったくない。むしろついついもう一皿!とお代わりを求めたくなってしまうおもしろさでした。 おいしくて楽しい、「ぐるぐる」と「ずるずる」の物語、もっと読みたいと思いました。

うさこさん さん (会社員)
あまりに面白いタイトルに飛びついた自分の嗅覚の確かさに万歳です。エスカルゴは食べたことがないけれど、スパイラルがあるなら食べに行きたい。滅多に食べられないものだし、なにより本当にどの料理もおいしそうで、しかも、ワインや日本酒がまたおいしそうなんです。お金に糸目はつけずに、お財布握り締めて行っちゃうよ。いやさ、常連になりたい!
秋彦、尚登、梓たちの噛み合わないままに続く会話がとにかくおかしくて、キャラが本当にキュートです。早くも続編希望です。
紅葉さん さん (主婦)
食べ物絡みのお話しを読むと凄く美味しそうで食べたくなって困るのが大きな楽しみ。だけどこれはエスカルゴだからな…と侮ってました。エスカルゴはもちろん、出るわ出るわの美味しそうな食べ物の数々。もつ煮込みにチーズきつね、うどんに天津飯、果てはチキンラーメンまでどれもこれも食べたくてたまらない! 油断して夜読んでいた私は夜中にお腹が空いてしょうがなかったです。
主人公の尚登の流されながらもその場所その場所で順応して頑張る姿、変人だけど憎めない秋彦、お人好しのマスターに元気娘の梓ちゃん、頼もしい剛さんに成瀬社長、そして何とも言えない飄々とした高嶋社長と誰一人として嫌な人がいないから読んでて気持ちがイイ。クスっと笑えてちょっぴりウルっと来てお腹が空く爽やかなお話しでとっても楽しかったです。
願わくば「スパイラル」に行って本物のエスカルゴが食べてみたい!
麦秋さん さん ()
「エスカルゴ兄弟」なんて、マカロニ・ウェスタンみたいな題名だなと思いつつ、手にしてみると本物のエスカルゴを出す店の話のようで、讃岐と伊勢にまたがるうどん戦争で…いや、人生なんて、エスカルゴの殻みたいな渦巻きぐるぐるに放り込まれたもんだよなと、あちこちに翻弄されつつ自分を見つけようと必死な主人公・柳楽尚登にいつしかエールを送っている自分がいた。優しい変人たちの織りなす人情ドラマは、くすくすっと笑えるライトな寅さんといったところか。いつか、映像作品になったところが目に浮かぶような軽快さである。
Mayさん さん (会社員)
周りの思惑に振り回されているな。。。と最初は思った。
出版社勤務の編集者から料理人にされたりしたのだから。
でも、最初はふてくされていても、自分がいる場所で精いっぱい力を発揮している姿は見ていて気持ちがいいものだった。好きなことも見つけられたのも少しうらやましくなったくらいだった。

桐生景一さん さん (会社員)
出版社をリストラされた男がいつの間にか飲み屋の料理人としてエスカルゴ料理を作ることになる、でも料理情熱にあふれた物語だった。
劇中に出てきたエスカルゴファームって三重に実際にエスカルゴ牧場っていう日本で唯一エスカルゴの養殖に成功しているモデルがあるのね、エスカルゴに種類があることも知らなかったから新鮮。
エスカルゴの養殖のやり方や料理方法など丹念に取材されててそこも面白かった。
読んでいてお腹が減ってきた!
ぴよたんさん(主婦) さん ()
登場人物全員、基本良い意味で変人です。その情熱の出し方の強弱の差こそありすれ、皆、本気でエスカルゴと自分に向き合っていきます。
今作は「愛と勇気と冒険」「恋のドキドキハラハラ胸キュン」と「脳の知識欲が喜ぶ専門知識・豆知識・雑学」満載。
かなりボリューミーなのに、ぺろりといけちゃう。そんな逸品でございます。

坂田耳子さん さん (自営業)
グルメ小説というものを読むのが好きです。実際に小説に出てきた料理を食べたくなって、夕飯はこれにしよう! ということになることもあるし、そうおいそれとはいただけない料理でも、それを言葉で咀嚼することの愉しみというものがあります。
『エスカルゴ兄弟』はまさにその両方。実際に手近な素材で自分で作ることができるメニューも登場するし、「いつか実際に食べてみたい」と思えるポマティアにも出会うことができました。そして食欲を刺激するだけでなく、読み終えると「きちんと生きていこう」と思えるところも好きです。なにより自炊がしたくなります。
そしてもうひとつ『エスカルゴ兄弟』で好きなところは、尚登が超人ではないところ。等身大で悩める若者の成長物語であるところが、本当に吉祥寺に行ったら「スパイラル」があるんじゃないか? と思わせてくれるくらいリアルに感じられました。

むらさきさん さん (学生)
夜に読むには危険な小説です。なぜならお腹がすくから。
突如出版社をクビになり、主人公が斡旋されたのは立ち飲み屋。リニューアルしてエスカルゴ料理店を作るため、そこのシェフになることに。讃岐うどん屋の主人公と伊勢うどん屋のソフィー・マルソー似の彼女との出会い、お店の経営、そして何より美味しそうな数々の料理。渦巻きをこよなく愛するエスカルゴ料理店発起人の雨野に個性的な妹、いい人の父親などなど個性的な人たち。ご当地うどん論争。とても面白く一気に読みました。
心は満足、お腹はすく一冊でした。

ちゃたろうさん さん ()
まさに、食を題材としたお話で、堅苦しくなく面白かったです。
私は、食べることが大好きなので、話の中にところどころに出てくるエスカルゴ料理や讃岐うどん、香川うどん、じゃがいもの料理など、レシピも書いてあるのもあり、料理レシピも知ることができ、楽しめました。油揚げにチーズを挟んで焼いたものは、すごく美味しそうで、今度作ってみようと思います。
この小説は、食に興味がある方、食べることが好きな方、現在仕事に悩んでいる方や求職活動の方が読むと何か勇気づけられたり、ヒントになる本だと思いました。私もそのうちの一人です!
読み進めていくうちに、奥深いエピソードもあり、恋愛面もあり、面白かったです。
尚登やスパイラルの皆の今後の行方がすごく気になります。ぜひ、「エスカルゴ兄弟2」の発売を希望しています。
さくさくぱんださんかいしゃいn さん (学生)
この本を読むまでずっと、エスカルゴなんて名前が違うだけでカタツムリじゃないか、そんなもの食べれる訳がないと思っていましたが、この本に出てくる数々のおいしそうなエスカルゴ料理、そして一つの料理を作るまでの試行錯誤…今まで所詮カタツムリなんて思っていて本当にすみませんでした!
どの料理も本当においしそうで、何度お腹が鳴ったことか…。
そしてなんといっても個性的な登場人物たち!
どの登場人物も欠かすことが出来ないほどの個性の塊なのに集まることでうまくまとまっている…うまく言葉に出来ていないですが読んだら誰でもわかるはずです。 スパイラルがどうなっていくのか、次の料理は何なのか、恋の行方は!とあっという間に読み終えてしまいました。この本を読み終えてから本物のエスカルゴが食べてみたくて仕方がありません。
今、エスカルゴなんて…と思っているすべてに人に読んでもらいたい、そんな本です。
まこなさん さん ()
エスカルゴには興味ないけど…と読み始めたら最後まで一気読み!
辛いことはたくさんあるけど、好きなものや大切な人のために働く登場人物たちから目が離せないし、彼らを心から応援したくなる。
そして、美味しそうな料理の数々! 貝は苦手な私でもエスカルゴ食べたい! うどんにこだわりのない私でも、うどん食べ比べしたい!!
たんちゃんさん さん (会社員)
とても面白かったです! 編集者の尚登がリストラにあい社長から紹介された仕事は料理人。相棒は、ぐるぐる螺旋が大好きな秋彦。秋彦に振り回されながらも徐々に料理人らしくなる尚登に好感が持てました!
登場人物、皆いい人たちばかりで読んでいて楽しかったです、桜さんとの恋の行方も気になるので続編を希望します。エスカルゴ・ブルギニョン食べてみたいです!
きっしぃさん さん (会社員)
タイトルを初めて見たときは、ストーリーの想像が出来ず、エスカルゴの兄弟が冒険するようなファンタジー的なお話なのかなぁと思っていました。読んでみると、お仕事、恋愛、料理、家族などたくさんの要素が詰まった暖かいストーリーでした。
勤めていた出版社の社長からの理不尽な出向?とは名ばかりのクビキリにあった主人公が、それでも自分の料理という才能を未知のエスカルゴ料理に生かしながら、奮闘する様子に自分も前向きな気持ちになることができました。
お兄さん役となる秋彦や、妹の梓にも振り回されながらも、本当の家族のようになっていく過程も微笑ましかったです。
お婆ちゃんの言葉、「自分で考えんさい」が今の自分の心にも突き刺さりました。
秋雨タヌキさん(学生) さん (学生)
読者のグルメ欲をくすぐる作品です。作品の中に出てくる料理をイメージしながら読んでいたのですが、気づけば口の中はヨダレで一杯に…。食欲が掻き立てられるので、この作品を読み進めている際はついつい食べ物に手を伸ばしてしまいました。ご馳走様でした!
折戸さん(会社員) さん (会社員)
新しい場面や登場人物が現れる度に、えっえっ、この先どうなっちゃうの、大丈夫なの? と思いながらページをめくり、気づいたら最後まで読んでしまいました。読んでいるあいだはひらすらこちらの気持ちを引っ掻き回されていたというのに、読み終えた途端、どこか不器用な尚登や、どこまでも破天荒な秋彦に不思議とまた会いたくなりました。
中村英歩さん(会社員) さん (会社員)
エスカルゴ料理を食べたことがある人々のように希少で素晴らしい一作。
選ぶ言葉のセンス、押し付けがましいのに本気で怒る気になれない登場人物の個性。そして作られたばかりの料理が目の前にあるかのような臨場感。痺れる。
破綻させずに重くさせすぎずにクスリと笑いが漏れるテンポの良さ。
津原泰水別作品のキャラが顔を出すのも思わず頬が緩んでしまった。
残暑にうんざりしている人に勧めたい清涼感のある物語。
ライムとザクロさん(公務員) さん (公務員)
タイトルなどから、エスカルゴ料理に関する話なのだとは思っていましたが、そこにうどんが密接に絡んできたのは予想外で、そして楽しかったです。登場人物が頑固者ばかりで、ぶつかり合いが少なくない展開は、職業人と言うにはちょっと無責任な感じもして、この人たち大丈夫かな、と思わされましたが、その危なっかしい感じが、小説でこその魅力であり、若さあふれるエネルギッシュな印象になったとも思います。
ふノ字さん(会社員) さん ()
「面白かった……!」というのが読み終えて真っ先に呟いた言葉でした。本当に面白かったです。面白くて、読んでいる間はずっと楽しかったです。登場人物の行動、感情、考え、気持ち、舌の上に広がる味覚、その他にも作者が描写する物語中での森羅万象が鮮やかに自分の目の前に現れていくのが楽しくて楽しくて、気付いたら一気に読み終えてしまいました。
津原先生のような方にこんな俗な言葉を当て嵌めるのは、とても気が咎めるのですが、それでもこの単語が一番的確かと思われますので、あえて使わせて頂きます。
「最高の飯テロ小説」
料理の事だけでなく、登場人物同士の軽妙な会話やちょっとしたノリツッコミ、しんみりとした場面でホロッと涙腺を揺らされたと思いきやズコーッとさせる緩急の付け方は、やはりこれまで色々な作風を発表してきた津原先生ならではと思います。
とにもかくにも、とても楽しくて美味しそうな小説が読めて、本当に嬉しかったです。
ぺえこさん(専門職) さん (専門職)
次はどんなことが主人公の尚登に起こるんだろうと夢中でページを捲っていました。想像以上の変わり者の秋彦の存在が無茶苦茶ですが、とても面白い人物で、尚登とのかみ合わない会話が面白かったです。またエスカルゴ料理だけに留まらず、それぞれの家族の事情や恋愛模様も描かれていて、人情味のある物語でした。
雪加さん(会社員) さん (会社員)
テンポが良く、あっという間に読み終わりました。
読み始めは全く興味がないものなのに、最終的には、小説の世界観にどっぷりと浸かってしまいました。
それに、気になるワードが多すぎて困ってしまいます。ブルゴーニュのピノ・ノワール、チーズキツネ、白ワインのチーズに蜂蜜、獺祭。いつか必ず試してやる!という気持ちに燃えています。
登場人物たちの掛け合いも気持ち良く、読んでいて音が弾む感じです。とにかく気持ち良くすらすら読めます。もう少し若ければ、言葉を真似して使っちゃうだろうなというテンポの良さでした。
郁さん(会社員) さん (会社員)
主人公・尚登と「兄弟」の片割れの秋彦のやり取りのみならず、登場人物誰も彼もが一癖二癖あり、なのに真面目に行動しているが故に可笑しいというシーンの連続であり、読んでいる最中は口角が上がりっぱなし、しかも目次ページだけでも美味しそうなものが出てくる気配に満ち溢れ、その期待は裏切られない、という素晴らしい作品でした。