あらすじ

「つくもがみ」シリーズとは?
深川で古道具屋兼損料屋・出雲屋を営む、お紅と清次姉弟。損料屋というのは、鍋、釜、布団、着物、などなどさまざまな品をいくらかで客に貸し出す商いのこと。火事や水害の多いこの土地柄、いざ災厄に追われて逃げるとなれば家財は邪魔になる。ならばいっそ、日々に必要な道具を、買うより借りて済ませる者が多く、江戸時代では珍しくない商いだった。だが、この出雲屋の古道具の中には、生まれて百年を経て、「つくもがみ」という妖怪に化したものが多かった。なぜなら、お紅と清次は、彼らの姿や言葉が見えたり聞こえたりする。その評判を聞き込んで、集まってきてしまうのだ。よそへ貸し出されては、変な話を聞いて来て、噂話を繰り広げるつくもがみたち。気位も高く、いたずら好きでおせっかいな彼らは、今日もまた、出雲屋を引っ掻き回し始めた……!出雲屋姉弟とつくもがみたちが出会う騒動と事件の数々を描いた畠中恵ワールド!!

つくもがみ貸します
お江戸の片隅、お紅と清次の姉弟ふたりで切り盛りする小さな店、「出雲屋」。
鍋、布団と何でも貸し出す店ですが、その品のなかには、百年以上の時を経て妖となった付喪神たちがたくさんいて...。気位高く、いたずら好きでおせっかい、退屈をもてあました妖たちが、貸し出された先々で仕入れてくる噂話に耳を傾けながら、お紅は訳あって「蘇芳」という名の香炉を探していました...。
定価(税込): 580円
ISBN 978-4-04-388802-3-C0193

つくもがみ、貸します

つくもがみ、遊ぼうよ

つくもがみ、遊ぼうよ
お紅と清次は結婚し、十夜という息子の親に。
11歳となった十夜は、幼馴染の市助、こゆりと一緒に幼い頃から付喪神たちに慣れ親しんでいきますが、新しくやってきた絵双六の付喪神・そう六に、絵双六のなかに閉じ込められてしまいます...。すごろくルールは、止まったマスに描かれている遊びに勝たないと上がれないというもの。そのなかで、誰かが見聞きした江戸中の事件も絡んで、子供たちと付喪神連の愉快爽快な知恵くらべ、はじまりはじまり〜!!
定価(税込): 1470円
ISBN 978-4-04-110409-5-C0093


古道具の鑑識眼とお紅への想いは誰にも負けない「出雲屋」主人・清次の秘めた純情が女子のハートに刺さります!当のお紅からは「“燃えない家”とか、“減らない饅頭” みたいな人」って微妙な評!
二人が営む損料屋には様々な付喪神が大集結。貸し出された先で見聞きした噂話に興じるその様子の楽しいこと!なかでも蝙蝠の根付けの野鉄は、清次の大ピンチに巾着をそっと抜け出してお紅に危急を知らせた、機転の利く可愛いヤツです。
(角川書店 編集局第三編集部 松崎夕里)