• 映画と現実が交錯する空間から、読者を狙い撃ちする戦慄の仕掛けを見よ。
  • 千街晶之氏(文芸評論家)
  • 読者に見せる物語の眺望(パースペクティヴ)を自在に操り、若者たちの意外かつシビアな真実を提示する。しかし、最後に残ったのは、若さの希望であった。その意味は噛みしめるべき価値がある。
  • 酒井貞道氏(書評家)
    (「本の旅人」2012年12月号より)
※パースペクティヴ=ビュー、立場、見方、態度、観点、見様、視野、見地 、眺望など。
内容紹介
  • リアルとフィクションの隙間に潜む殺意と、驚愕のトリック。『消失グラデーション』の衝撃波、再び!
  • 私立都筑台高校2年生にして、廃部寸前の弱小映研部長の遊佐渉は、新進気鋭の女性映像作家・真壁梓が、夏休みを利用して行う、インディーズアーティストのビデオクリップの制作スタッフとして、撮影合宿に参加することに。そこには、卓越したセンスを見込んで渉が誘った、美貌の1年生樋口真由の姿もあった。かくして、廃校となった中学校の校舎を改装して作られた山の中のスタジオでの合宿が始まるが、順調に進むかと思われた中、キャストとして参加していた女子生徒の一人が撮影中に突如倒れ込む……なんとその生徒の胸には、クロスボウの矢が深々と突き刺さっていた!?  真由は残された映像をもとに推理を始めるが、合宿は凄惨な殺人劇へと変貌してゆく――。
著者インタビュー
著者について

  • 長沢 樹(ながさわ いつき)
  • 新潟県生まれ。
    2011年『消失グラデーション』で、第31回横溝正史ミステリ大賞〈大賞〉を受賞し、同作でデビュー。デビュー作にして「2012年版 このミステリーがすごい!」(宝島社)、「2012 本格ミステリ・ベスト10」(原書房)にて、ともに第6位を獲得。
  • STORY
  • 私立藤野学院高校のバスケ部椎名康は、ある日、校舎の屋上から女生徒が転落する場面に遭遇する。康は血を流し地面に横たわる女生徒を助けようとするが、彼女は康の目の前から忽然と姿を消した!? 目撃者不在の“少女消失”事件。嫉妬とトラウマが絡み合う謎に、多感な若き探偵たちが挑む!
  • 四六判・ハードカバー・定価1,575円(税5%込) 写真:青山裕企

消失グラデーション

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