2015/12/11
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2015/11/20
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2015/11/20
95年、渋谷。
時代に抗うように街を駆け抜けた、
17歳の少年たちがいた。
2015年の年末、37歳となった秋久のもとに母校の女子高生から連絡が届く。卒業制作のテーマとして「1995年」について調べているという。彼女と会った秋久は、自分の人生を変えたその年のことを語り始めた――。
95年3月20日、地下鉄サリン事件が起きた。平凡な高校生だった秋久は、人の死に直面し動揺するなか、縁のなかった4人の同級生から渋谷のカフェに呼び出される。強制的に仲間入りさせられた秋久だったが、彼らとセンター街を闊歩し、刺激的な毎日を過ごすようになる。世界が劇的に変わるのを実感していた。だがある日、リーダー的存在だった翔が何者かに襲撃される。秋久は復讐を誓い、真犯人を捜すため行動に出るが……。
撮影/ホンゴユウジ
早見さんの映画化作品「ぼくたちの家族」に主演した俳優・妻夫木聡さんとの対談が実現しました。高校時代、ストリート雑誌にスカウトされたこともある妻夫木さんは、小説『95』をどう読んだのか? おふたりが熱く語り合いました!
撮影/ホンゴユウジ
『95』は、1995年の渋谷を駆け抜けた五人の少年たちの物語。彼らと同じく少年時代に渋谷とかかわり、現在は渋谷を中心に活躍するIT起業家の3人と早見さんに、当時の渋谷の様子、そして『95』について、熱く語り合っていただきました。
取材・文 タカザワケンジ
撮影/ホンゴユウジ
早見和真 (はやみ・かずまさ)
1977年、神奈川県生まれ。
2008年、『ひゃくはち』で作家デビュー。
同作は映画化、コミック化されベストセラーとなる。14年、『ぼくたちの家族』が映画化、15年、『イノセント・デイズ』が第68回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した。他著に『スリーピング・ブッダ』『東京ドーン』『6 シックス』『ポンチョに夜明けの風はらませて』などがある。
敬千宗の大本山・長穏寺に2人の若き僧侶が上山した。北陸の古寺の跡取り、小平広也。バンドでプロを目指すも挫折し、「安定」を求めて仏門を叩いた水原隆春。対照的な二人は、厳しい修行を通じてさまざまな現実に直面する。いまだ続く世襲制、先輩僧侶たちのいじめ、欲にまみれた夜遊び……。やがて2人はある決意を胸に行動を起こす。そして待ち受ける衝撃の結末とは。生きる意味を問いかける、熱き男たちの青春パンク小説!