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息子を殺したのは私ですか?

明日の食卓

明日の食卓

話題沸騰!

明日の食卓

宮下奈都

内容紹介

これは試練なのだと思う。
乗り越えてこそ本当の家族になっていくのだ。

静岡在住・専業主婦の石橋あすみ36歳、夫・太一は東京に勤務するサラリーマン、息子・優8歳。
神奈川在住・フリーライターの石橋留美子43歳、夫・豊はフリーカメラマン、息子・悠宇8歳。
大阪在住・シングルマザーの石橋加奈30歳、離婚してアルバイトを掛け持ちする毎日、息子・勇8歳。
それぞれが息子のユウを育てながら忙しい日々を送っていた。
辛いことも多いけど、幸せな家庭のはずだった……。
しかし、些細なことがきっかけで徐々にその生活が崩れていく。
無意識に子どもに向いてしまう苛立ちと怒り。果たして3つの石橋家の行き着く果ては……。

(初出:「小説 野性時代」2015年11月号~2016年7月号)

主要登場人物

静岡在住

神奈川在住

大阪在住

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書籍情報

明日の食卓

明日の食卓

ISBN 978-4-04-104104-8-C0093
四六判上製単行本
ページ数:304P
定価:本体1,600円+税

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著者プロフィール

椰月美智子

椰月美智子 やづき・みちこ

1970年神奈川県生まれ。
2002年『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビュー。
『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞を受賞。
著書に『フリン』『るり姉』『消えてなくなっても』『伶也と』『14歳の水平線』『その青の、その先の、』などがある。

── 著者より ──

ラストを書きながら、涙があふれて仕方がなかったです

──椰月美智子

何があっても子どもに暴力をふるってはいけないという世の中ですが、制御不可能な男児二人の子育てをしていると、どうしても手が出てしまうことがあります。
もちろん、子どもに手をあげるのはいけないことですが、感情が先走ってしまうこともあると思うのです。
そんなふうに感じたのが本作執筆のきっかけです。
怒りの感情に任せて取り返しのつかないことになったとしても、時間は取り戻せません……。
一歩間違えたら、自分も同じだったかもしれないと感じるお母さんも少なからずいると思います。
私はまさにそうでした。
ラストを書きながら、涙があふれて仕方がなかったです。

書評『明日の食卓』―――吉田伸子

〝当たり〟がない子育てだからこそ、明日を信じる大切さ

推薦コメント

書店から届いた、絶賛の声!

  • 七五書店 森晴子さん

    この物語の母親たちは、少し前の自分とも重なります。様々な立場の方々に、子どもとの関わり合いを考えていただくきっかけとなる一冊かと思います。

  • くまざわ書店南千住店 阿久津武信さん

    椰月さんが今までの作品で書いてきた人間に対する優しさがあるからこそ、その裏に炙り出される哀しみもリアルに突き付けてくる作品だ。

  • 山下書店南行徳店 高橋佐和子さん

    育児は孤独です。誰かの助けが必要です。本書が一人一人の心の中にある「優しさ」に光を灯してくれることを切に願っています。

  • 有隣堂藤沢店 梅原潤一さん

    「泣ける」などという言葉では表現し尽くせない圧倒的傑作!
    これから親になる、かつて子供だった全ての大人たちに是非読んで欲しい!

  • 大杉書店市川駅前本店 鈴木康之さん

    ミステリーを読んでいる感覚で興奮が抑えきれませんでした。
    子育ての様子がリアルに迫ってきました。
    3人の母親の生き様に一喜一憂しました。
    壮絶な家族の物語に涙してください。

  • 谷島屋浜松本店 野尻真さん

    読後、『ホッとした』自分に対し、時間が経つにつれ嫌悪感を抱いた。
    『無関心』ということの危険さ、怖さを突きつけられる小説だった。

  • 三省堂書店営業企画室 内田剛さん

    ここには目を背けてはならない現実がある。
    未来への道を照らす、道標のような一冊。
    迷えるこの時代に絶対的に必要だ!

  • あおい書店川崎駅前店 大西健文さん

    容赦ない現実を見せつけられて感情が整理できていません。
    奥さんとお子さんを大切に思っている男性陣こそ読むべき一冊なのではないかと思いました。

  • 文教堂書店西葛西店 水野知博さん

    子を授かり育てるということが、どれほど尊く、難しいものなのか、もっと真摯に向き合っていかなければと考えさせられました。
    そして「子供が私を“親”にしている」、その事を決して忘れないようにしたいと思います。

  • SHIBUYA TSUTAYA 内山はるかさんさん

    現代の家庭の問題がリアルに描かれていて、子供を持つことの不安や喜びがストレートに伝わってきました。
    読んだ人に何か残してくれる物語だと思います。

  • 夢屋書店アピタ初生店 伊東佳子さん

    こんなにも辛く苦しい読書は初めてです。
    登場する3人の母親の中に、私自身の姿も重なりました。
    それぞれの行方を見届けるべく夢中で読みました。

  • 文教堂北野店 若木ひとえさん

    冷静な目で読み、穏やかな口調で語ることが難しい。
    自信を持って、「自分は正しい」と誰が言えるだろうか。

  • サクラ書店ラスカ平塚店 柳下博幸さん

    「こんなはずじゃなかった」と誰もが思う人生の岐路のやりきれなさ。
    とても面白かったです。
    今までと違う「椰月ワールド」だと思います。

  • SuperKaBoS鯖江店 峯森和代さん

    途中で読むのをやめたくなるくらい息苦しい物語でした。
    頭の中でいろんな想いがぐるぐるしています。
    怖い、でも読んだ後は不思議と穏やかな気持ちになりました。

  • 日本出版販売株式会社 竹山涼子さん

    読み終えたあとタイトルを心の中で唱えると、読みながら抱いていた様々な気持ちが一挙に押し寄せてくる。
    読み手を圧倒する凄い作品と出会えました。

  • 精文館書店中島新町店 久田かおりさん

    子育てに終わりはない。
    どれだけやれば100点満点という上限も、いつまでやれば終了という期限もない。
    これは椰月さんにしか描けない子育ての現実です。

  • 紀伊國屋書店新宿本店 今井麻夕美さん

    3つの家族の幸せはどうやって崩壊していくのだろうと、急きたてられるように読みました。
    今この時代に子供を育てることの難しさ、そして辛さに、そっと寄り添ってくれる小説だと思います。

  • ブックポート大和店 坂井真やさん

    二児の母である私は登場するどのママにも感情移入してしまい泣けてきました。
    今の日本の子育ての現実です。フィクションとはいえ、たくさんのお父さんお母さんの声だと感じました。

  • 八重洲ブックセンター京急百貨店上大岡店 平井真実さん

    子どもに対する愛と、愛するが故の不安が心に突き刺さり、自分に置き換えて心が痛みました。
    椰月さんのひとつひとつの家庭を丁寧に描写する力が本当に素晴らしいと思います。

  • 有隣堂伊勢佐木町本店 佐伯敦子さん

    どこにでもいそうな家族の物語がリアルでした。
    毎日の小さな苛立ちが積り重なっていく様は、読んでいて怖かったです。
    圧倒されました。

  • さわや書店フェザン店 長江貴士さん

    子どもは、天使でもあり悪魔でもある。
    そして母親も、天使にもなれ悪魔にもなれる。

  • 大盛堂書店 山本亮さん

    女性のなかの様々な性を優しく汲み取り、冷静な視線を交えた本書は椰月作品の結晶であり、明日への祈りにも似た傑作である。

  • 戸田書店掛川西郷店 高木久直さん

    大丈夫、あなたはきっと大丈夫なんだとそっと手をさしのべてくれる(ラストに涙)。
    誰にでも起こりうる“明日は我が身”の日常に、勇気と希望を与えてくれる一冊。

モニター読者から届いた、絶賛の声!

  • TAKさん(30代男性)

    とても面白かったです。虐待のニュースが流れるたびに、世間は親を非難するけれども、その内実はいろいろあるのだろう。
    もし、自分が同じ状況に置かれたのなら、果たして立派な親でいられるか。わたしは自信がありません。
    虐待は絶対いけないことだけど、虐待してしまう状態へと追い込む家庭や社会の状態も考えないといけないと思いました。

  • 虹のママさん(30代女性・子2人)

    子供との向き合い方、距離のおき方など自分だったらどうするだろう?と自問自答したり、自分に当てはまる内容が次々と書かれてありドキッとする場面もあり、どんどん本の世界に引き込まれて行きました。
    子供の成長とともに自分も心の成長、余裕を持ちたいと、この気持ちを忘れないために私にとってこの本はなくてはならない存在となりました。

  • ののすけさんさん(30代女性・子2人)

    先が気になって、途中で止めるのが難しいくらい夢中になり読みました。この家族はどうなっていくのだろう……と、3つの家族のことが気になりました。
    そして、自分と似ているところなどを考えて、読み終わってからは、少しだけ家族に対して優しく接するようになりました。それにしても、どこの家族もご主人は頼りにならないなって思いました。

  • ゆかりんさん(40代女性)

    この本はまるでアパートの隣の家の出来事のような、身近すぎて読むのにパワーが必要な作品でした。
    天使のような子供なんていない、まして神様のような親も大人もいない。そんなリアルをつきつけられた気がします。そしてどんな形でも母親は我が子を愛するのだと。

  • Myonさん(40代女性)

    私には子どもがいないので、子どもがいる女性が生きがいにしていること、そして犠牲にしていることについて、より気持ちを置いて読み進めていたように思います。
    深さを持ちつつも、子どもの母親としてだけの人生を生きていないところに、今を生きる女性の強さと希望を感じました。

  • たあぼうさんさん(50代男性)

    ほのぼのした幸せな家庭が一転、一気にサスペンス要素を帯びてくる。果たして自分が信じていた幸せな家庭、親子関係は幻想に過ぎなかったのか、それとも見ぬふりをしてきただけか。
    そんな厳しい局面に立たされる母親たち。特に後半の新聞記事の仕掛けが絶妙でラストに向けてページをめくる手が止まらなくなる。子供を産んだ母親の愛情の深さと強さ、一方一時的な感情に振り回されかねない人間の弱さなど、自ら男児2人を育てる椰月さんならではの人間ドラマです。

  • Imasatoさん(40代男性・子2人)

    モノと便利さに囲まれているのに生き辛さを感じている子育て中のお母さん、「自分は妻の大変さを理解している」と思っているお父さん、これから家庭をもつ人たち、子育ても一段落ついた方々。
    どんな人にもおすすめしたい作品です。自分に置き換えたり、奥さんに置き換えたり、自分の母親を想いながら読み進めて欲しいと思います。小説を読む、それ以上の経験がきっとできます。

  • 夘月ともさん(20代女性)

    作者の想像力に驚きました。そして人を、特に家族を信じることの難しさを感じました。
    私はまだ独身ですが、家族であっても他人と暮らすことの大変さが伝わってくる作品でした。

  • Mayさん(30代女性)

    幸せな家族が一つの出来事で壊れてしまうこともある。そんなことを感じてしまい、他人事とは思えなくなってしまった。
    衝動的な行動、信じられない行動というのは簡単だけど、自分が絶対にしないとは言い切れないんだと思い、怖くなる。それでも強く生きていく家族の幸せを願わずにいられなかった。

  • ンボランバロンヅさん(10代女性)

    私はまだ子であり、母ではありません。ですが、子育ての苦しさや苛立ちが痛い程伝わってきて、母もそのような気持ちだったのかと思うと涙が止まりませんでした。
    いつか母になる時に、私もイシバシユウの母のようにならないようにしたいと強く思うと同時にイシバシユウの母が増えませんようにとも思います。

  • 桜子さん(50代女性・子3人)

    自分の息子達が小さかった頃の事を思い出してちょっと苦しくなりました。一線を越えてしまったユウ君のお母さんは一生後悔すると思いますが、やはり誰でもいいから子育ての話ができる人を作っておくべきだったのではと思いました。
    子育ては大変というマイナスのイメージがありますが、「子育てという一大事業を担っているんだ」と心を切り替えたら、一線を越えてしまう事はないのかな、と感じました。

  • Aliceさん(40代女性・子2人)

    自分も男の子を持つ母親です。それぞれのイシバシユウくんの母親の感情の動きが、手に取るようにわかりました。
    自分も「亡くなったイシバシユウくんの母になっていたかもしれない」という思いでいっぱいになりました。最悪の事態を招く前に、どんな形でもいい、この作品に登場する3組のように逃げ場を作って欲しい。そのきっかけになります。

  • くぼちゃんさん(50代女性・子3人)

    環境の違う3家族の子育ての中で、それぞれにいろいろなストレスを抱えながらがんばっている様子に共感しました。
    たとえ母子と言えども人間同士、そんなに順調に行くはずがないのです。ましてや現代では、昔のように周りからの手助けはほとんど期待できません。
    子育て中の母親たちをもっと温かい目で見てほしいと期待します。そしてこの本のような悲劇が起きないよう切に願います。

  • 桐生景一さん(30代男性)

    家族がボタンの掛け違いでだんだんおかしくなって、ちょっと間違えば親が子供を殺してしまう。子育てをしたことはないけれど、きっとこの本のように一歩間違えばこうなってしまうことも多いんだろうななんて思って読んでいた。

  • Ayaponzuさん(20代女性・子1人)

    核家族が増え、ご近所さんや周りとの接触は少なく、母と子供が孤立する中での育児。主要な3家族のリアルな生活。とても胸が痛く、どの家族も共感できる物語でした。
    どの家族も少し明るい光が見えるラスト、とてもよかったです。

  • Mochashakeさん(40代女性・子1人)

    「よかった」が読み終えた瞬間の心の声でした。この3人の物語に反省と反論と未来を思いました。
    自分と重ね合わせ、私は我が子に道標を用意してあげられるだろうか、親として目標とさせる様な人間なのだろうかと何度も問いただしましたがやはりまだまだです。
    3人のこの先の未来が幸せである様に願い、自分も幸せで子供と笑っていられる様でありたいと背筋をスッと伸ばしてみたくなる作品でした。

  • 翠子さん(20代女性・子1人)

    私自身も、1歳2か月になる一人息子を息育てています。苦しい出産を経て私を迎えたのは昼も夜もなく続く泣き声、2時間弱の睡眠、子供と狭い部屋に閉じ込められているような激しい孤独、一向に終わらない家事。乳児期がやっと終わったら今度は産休が明け仕事。オフィスを急いで出て、保育園に走り、十分にかまってやれないまま夜になりあっという間に朝が来る。まだ物言わぬ我が子なのに、最愛の子なのに、つい声をあらげたりイライラしたりしてしまう。母親ならば誰でも経験があることです。
    だからこそ、いろんな女性に読んでほしいと思いました。そして、仕事だと言って妻を顧みない夫にも。文章の所々で、涙せずにはいられませんでした。この本はフィクションであり、フィクションの形をとった作者の独白でもあり、何万という母親たちのノンフィクションです。こんなにも共感した本は今までなかったかもしれません。たくさんの母親の気持ちを代弁してくれてありがとうございます。子育て頑張ります。

  • なつみかんさん50代女性・子2人)

    子ども二人が成人し、自分の子育てはずいぶん前のことになったと思っていましたが、この本を読んで、子育てまっただなかだったころの自分の喜び、悩み、行き場のないもやもや感などがパッとよみがえってきて、驚きました。
    それほど、ストーリーや登場人物の会話がリアルだったのだと思います。登場人物には工夫が凝らされていて、そこがまず面白いと思いました。あってはならないことですが、本当に自分の子どもに対して、どう接したらいいかわからなくなり、手を出してしまうことがあるのが子育て。そんなときに、この本を読んだら、少し目の前が開けるような気がします。若いお母さんたちの「明かり」になるような一冊だと思いました。

  • むらさきさん(20代女性)

    「幸福とはなにか」ととても考えさせられました。どの家庭も実際にありそうな形だからこそ自分だったらどのような家庭が作りたいかと考えました。
    同時に子育ての大変さを感じ、自分の母親もたくさんの苦労を抱えながらも笑顔で自分のことを育ててくれたのだと思い、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

  • yukiko0514さん(40代女性・子2人)

    主要3家族が抱えるそれぞれの問題も他人事と思える部分が少なく、もし私だったら……と絶望的な想いを抱きました。
    ただ、どの家族にもわずかながら明日への希望(新たな生命の誕生予定、離婚して母子での再出発、見つけた夢に向かっての更なる前進など)を見出すことができる結末だったことが救いでした。
    もちろん作品の結末は、各家族のゴールではなく、各家族の新たなスタートなのだと思います。私たち親子も夫婦も、家族として頑張っていかなければならないと改めて考えさせられました。

  • yU1kAさん(20代女性)

    親が昔、悪さをした弟を叩いて鼻血を出させた事があり、今では笑い話ですが、良く家族でその事を振り返って話しています。
    悪い子に育ったら親のせい、よその芝生が青く見えるように、よその子供が良く見えることもあるけれど、その家庭でも何か抱えてるかもしれない。家族で笑って過ごせるように、親は子育てを頑張ってくれていたのだなぁと思いました。
    私は結婚してません。子供も当然いませんが、この本を読んで私と弟二人を育ててくれた母の気持ちが少し分かったような気がします。結婚して、子供が出来て、また成長して子育てに迷ったり悩んだときに繰返し読みたいです。

  • つなこさん(20代女性)

    出幼い頃『親』は完璧超人で間違ったことは決してせず、言うことは絶対だなんて思っていた時期もありましたが、そんなことは決して無く、『親』だって試行錯誤で探り探りで、いつか自分が親になったときが来るとしても『正しい子育て』をやる自信なんてまるでなくて。結婚して、出産して、子育てに躓きそうになったときにまた読みたい。

  • ゆかりさん(30代女性)

    価値観の多様化した現代の縮図をそれぞれの視点から読むことができた。小説の中でいろいろな問題が起きる中、親がどう子供を信頼できるかというよりも、どう子供に親を信頼させるかが重要で、親の目の届かないところで幾らでも子供が情報を得られるようになってしまった今は、親はより一層毅然とした対応のできる、ぶれない強い精神力が必要なのかな、と思った。
    私にはまだ子供はいませんが、すごく身につまされるお話で、正直子供を産むのが怖くなるくらいでした。

  • たんちゃんさん(40代女性・子2人)

    子供を持つ親として、とても胸が痛くなる作品でした。我が家の子供たちは大きくなったので、この3組の親子の頃は遠い昔になってしまったけれど母親である前に1人の人間なので感情が先走る事もあったような気がします。子育てに正解はないと思うのですが、色々と考えさせられる作品でした。

  • 秋雨タヌキさん(20代男性)

    子どもを持つ家庭が陥り得る暗いシチュエーションが3つの家族を題材として描かれており、次に待ち受ける展開が気になるというドキドキ感を味わうとともに、読んでいて心苦しい気持ちにもなりました。この作品を読んでから、家族を持つことが少し怖くなりました……。

  • トラキチさん(50代男性・子2人)

    女性にとって、子供というものの存在の大切さ・愛おしさを実生活で体験し、又これまでの作品で表現してきた作者の集大成的な本作はミステリーテイストも盛り込まれていて、最後にはハッとさせられる傑作である。
    本作は前述したように冒頭の1ページのシーンがどの家族であるのかということが常に頭の中にあり、そのいわば謎解き要素が読者にとって目の離せない読書体験が楽しめる。作者は世知辛い世の中だけれど常に幸せを模索して生きて行こうと私たちの代弁をしてくれているのでしょう。

  • so-kakaさん(30代女性・子2人)

    私には6歳の息子と4歳の娘がいる。だから、主婦の毎日の忙しさ、子供や夫に笑顔で接することができないイライラなど、リアルな描写が多く、共感する部分が多かった。
    読了後、一番に思ったことは、母親は家庭の軸であり、子供や夫、家族に一番の愛情と手間暇を尽くしてやるべき存在なのだろうということ。同時に、その重大な負荷が、母親個人としての自由や夢を奪い、心身ともにキャパオーバーを招き、制御不能な爆発的感情や言動を喚起することがあるということも、自分のことのように読み取ることができた。
    子供が成長し、比較的落ち着いた状態でいる今思うと、かつて私も育児ノイローゼがかっていて、自分に得体のしれぬ暴力的欲求を感じて、怖くなったことがある。子を持つ母親は、おそらく多くの人が同じような経験を持っているのだろう。
    普遍的な育児や家庭での女性の奮闘模様を丁寧に書き綴ってくれているこの作品は、教訓になり、また「つらいこと、うまくいなかい境遇は自分だけじゃない」という激励にもなる。母親の制御不能の感情の根幹にあるのは、かけがえのない我が子を大切で愛おしくおしく思う気持ちに違いない。「一歩間違えたら……」にならないために、唯一無二の最愛の命を守るために、どういう環境を作ればいいのか、どんなことが必要なのかを、つくづく考えさせられた。

  • まるむさん(20代女性)

    自分の子どもをもつことに対して元々悲観的な自分であるが、この本を読み、改めて子どもを育てその生活を担う責任の重さを自分なんかが背負っていけるのだろうかと不安な思いが強まった。
    当たり前の幸せが当たり前に続くことは奇跡に近い。言葉で記せば陳腐だが、崩壊する瞬間はどんな日常にも、どんな一瞬にも潜んでいる。今もこうして両親やきょうだいがそばにいてくれることの貴重さをしみじみと感じ、思わず家族に連絡をとってしまった。読後の胸を刺すような感覚は、決して痛みだけではなかったと思う。

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ブクログレビュアーからの声

  • あややさん(30代)

    なんかこの本を読んでいると私の過去と良く似ているような気がします。
    だからすごく参考になりました。

  • こあらさん(40代)

    ちょっとしたきっかけでどの家庭でも起こりうる、今の幸せは絶妙なバランスの上に成り立っているだけなんだというリアルさ、家庭には特に親子には何よりも強い絆の礎があり、母親は子どもの為ならどんなにも強くなれる!無償の愛の強さに共感し、力をもらいました。
    読後は、我が子が愛おしくて堪らなくて「○○、○○」と何度も名前を呼びながら、眠っている子を抱き寄せて、ずっと手を握ったまま眠りました。

  • ののさん(20代)

    女性ばかりが子育て、介護などを負担しなければならないのでしょう?
    この3人のような女性が一人でも日本からいなくなるような世の中になる事を希望します。

  • みつきさん(40代)

    最初の1ページで度肝を抜かれました。ああ、子供を虐待するっていうのはこういうことなのか、と。
    話しを聞いてくれる、ほんの少し助けてくれる、そういうことが、お母さんにとってものすごく支えになるんだろうなあ。

  • 秋月さん(20代)

    面白い、ということが出来ないくらい胸にきた。作者が書かれたように、これはもしかしたら私の物語だったのかもしれない、ということが頭から離れなかった。母になってからこの小説を読めて本当によかった。

  • なみへいさん(40代)

    登場する家族、自分がその母親になって擬似体験してる感覚で読み進めてあっという間に読み終えました。3人の母親に共感する部分も多く自分ならどうする?と自問しながら先が気になりましたが読後はすっきりした気分になりました。著者の実体験をもとにしてあるとのことでやはり体験したから語れる描写があるから説得力があるんだと納得させられました。

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